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創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語


韓国でAI発生、アジア方面からの帰国者には防疫衛生面の徹底を

韓国南西部の採卵鶏農場で高病原性鳥インフルエンザが4月2日に発生
(全飼養羽数150570羽中2380羽の死亡確認)した。温かくなった季節に
向かい「なぜ」と思う人も多い。原因は不明のようだ。韓国での発生はわが
国へ直接影響を受けるだけに発生原因を知りたいところ。ベトナムなどアジア
地域に進出する日本企業の社員が衣服などに付着して帰国、その結果何らか
のプロセスを経て蔓延すると言った京都産業大学の大槻教授の説明を思い出す。
韓国企業のアジア地域への進出、それに伴う人的往来による影響も当然考え
られるわけだ。農林水産省は、安全局長名で都道府県知事宛に「韓国における
高病原性鳥インフルエンザ鳥インフルエンザの発生に伴う国内防疫の徹底に
ついて」を出した。その内容は飼養衛生管理基準の遵守および以上発見時の
早期通達を徹底するとしている。人的往来の激しい隣国でのAI発生は、国内で
発生したのと同じくらいに重い。アジア方面からの帰国者に対しては具体的対応
をとるべきである。



過去の減羽と今年の減羽のもつ意味は違う

 4~6月期の配合飼料価格がまたまた値上げする。値上げ額は全畜種総平均で
4660円/tで、農家の実質負担額は1960円となる。養鶏関係はトウモロコシ、大豆粕
などの主原料割合が高いだけに、全畜種総平均より上回ると見られ、経営への影響
は避けられない。業界にとってマイナス要因があるだけに、金融機関の締め付けは
より厳しくなることが予想される。製品価格は上伸したものの実質価格は二重価格。
この先、わが業界の行く末に夢がもてるのか否か。10%の減羽が原料価格の高騰分
プラスアルファを得ることがわかっているならば、行動するのはひとつだけである。
過去の生産調整時の減羽と今年の減羽の持つ意味は大きく異にする。鶏卵価格安定
基金の基準価格が自民党の中小生産者を守るとの政治決断により対前年比19円アップ
の185円となったことは業界にプラスとなる。しかし、生産原価の約60%を占める飼料
問題解決なくしての改善策にはならない。飼料工業会と学会とがひとつのテープルに
つき検討会を開始すべき時期に来ているのではないか。行政への依頼範囲には限界
がある。



(2008年5月号)