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創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
安心・安全な上で安定供給は欠かせない

(株)阿部繁孝商店 阿部繁之氏

阿部繁之氏

 世代交代の過程において同じ会社で、親子が同じ職場で働くということは、社員とはまた違った距離感での付き合いになる。こうした関係には良い面もあり、不都合な面もあるが、いずれにしてもそうした時期を乗り越えて次代へと経営を継承していかなくてはならないのが現状である。
 今回取材した、株式会社阿部繁孝商店の阿部繁之社長は、今年の四月に先代から事業を引き継ぎ、新社長としてのキャリアをスタートさせた。明治40年に創業し、今年で100周年を迎える企業を担うこととなり、期待も大きい。
「自分は典型的な北の人間で大勢の人前で話すのは苦手」とシャイな一面を覗かせるが、取材では内に持つ信念が揺るぎないことを、終始一貫してぶれることない思いや主張から読み取ることができた。その人柄と共に事業継承のポイントを探った。
――継ぐことを意識されたのはいつですか。
阿部 父は多くを語るタイプではないので、「継いでほしい」と直接言われたことはありません。ですが中学、高校と地元に通っていましたので、周囲から「あべはん」の息子だというのを意識させられていたところがあります。ですから、誰に言われることもなく、他の道を考えるということは頭にまったくなかったですね。いずれは自分の会社に入って、自分がこの会社を継がなければならないと早い段階で思っていました。(続きは7月号に掲載)