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創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏糞堆肥の仕上がりにとことんこだわった処理施設づくり
株式会社ホソヤ家禽研究所

ホソヤ家禽研究所 昭和47年に設立した家禽研究所は、昭和33年に神奈川の庭先養鶏からスタートし自動給餌器の開発からメーカーとしての存在感を強めていった株式会社ホソヤの自社農場である。
 同農場はお茶で有名な静岡県にあり、周囲にも茶畑が広がる山中にある。現在育成、成鶏をあわせて約30万羽を飼養し、生産される鶏卵は生協などに流通させている。
 庭先養鶏から養鶏専門の機械メーカーとして成長してきたホソヤの農場とあって、そのシステム化された鶏糞堆肥化施設に興味を持ち取材することとなった。
ホソヤ家禽研究所 あと2年で創業50周年を迎えるという同社農場での堆肥化処理施設は国内では継続して販売されているが、近年では土地がやせている中東やヨーロッパなどを中心に海外での引き合いが強くなっているという。
 取材に立ち会っていただいたのは、今年7月にホソヤの新社長となった細谷泰社長と、同社で鶏糞醗酵処理施設を長年にわたって研究開発してきた、小松正夫所長である。
 同農場での鶏糞の堆肥化までの行程は、チェーンスクレイパーによる鶏舎からの搬出に始まり、第一次醗酵処理施設および第二次醗酵槽での醗酵に続けて、仕上げ乾燥、ふるいわけという流れになっている。以下では、それぞれの行程の概要を紹介する。

ホソヤ家禽研究所 同社の農場は東西に育雛・育成鶏舎のほか、10棟の鶏舎が並んでいる。全鶏舎について鶏糞の搬出はワイヤースクレイパーによる自動除糞で、スクレイパーは鶏舎北側に設置されており、鶏卵のルートとは鶏舎を隔てて隔離されるような構造となっている。
 毎日1回から2回すべての鶏舎で実施し、基本的に鶏舎に鶏糞を貯めないようにしている。これによって、鶏舎内での発生を防ぐほか、鶏舎環境をクリーンな状態に保っている。
(続きは11月号に掲載)