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創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
飼料産業への影響
 飼料産業に一体何が密接に関係してくるというのであろうか。2005年のように国際的な穀物の消費量は供給量を上回ることが出来るだろうか。
世界の穀物備蓄は、ここ25年で最低の2億7,000トンを維持することは出来るのだろうか。われわれはトウモロコシと同じように大麦、小麦、砂糖といった原材料の枯渇という危険にあうのではないだろうか?われわれは原材料の代用品を探すべきではないだろうか?我われは未来において食料と燃料のための供給の競争の中で自分たちの原材料を安全に確保できることができるだろうか。
 これらの質問に答えるためには人々と、今日われわれが何を原材料に使えるのか、そして未来においては何を使うことができるかを考えなければならない。一体どんな技術が利用でき、そして迅速にそれを採用できるだろうか。
人口と肉の消費量
 今日世界の総人口は61億人である。これは2010年には7億人増えると予想されている。そして、その80%以上の人々がEU、北米、南米以外の地区に住んでいる。そのうえ、一番の成長がアジアからもたらされる。
中国の人口は2030年には15億に達すると予測されており、インドはその経済活動の目覚めとともに2010年には13億の人口になり、2010年には世界の人口のおおよそ七〇%をアジアが占めることを意味している。北米はほんの3億人、ヨーロッパ連合は4億7,000万人であり、比べると小さな比率である。
先進国と発展途上国の肉の消費量には厳然たる隔たりがある。アメリカにおいては一人当たり1年で120kgの食肉を消費する。中国においては一人当たり50kgだったものが2030年には70kgに増加する。インドは一人当たり10kgと消費量が離れている。これらの未発達な国において隔たりがあるもの、卵こそが蛋白質を取る鍵である。
世界的には卵の消費はおよそ一人当たり120個でアメリカ(6.4%増加)とアジア(7%増加)では上昇しつつある。そして、EU(7%減)とロシア(20%減)では減少傾向にある。
 その上、蛋白質の消費量が急激に増大する。一人頭10kgの肉の消費量を1億の人々が増大させるのは、食用動物のために4.000万トンの余分な飼料が必要となるのと同じなのである。(続きは9月号に掲載)