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創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
社会のモノサシでの判断が危機への適切な対処につながる

事態の終息には「ワン・ボイス」が有効


ミートホープ社の事件以来、食品の安全・安心に対する注目が世間的に高まっている中、道義的責任・管理責任はかつてないほど、高まっている。日頃の法令順守は当然のことだが、想定外の危機が発生した場合、すばやい信頼・安全性回復には、日頃の準備が欠かせない。前回のこのシリーズでは、危機発生から情報発信までの流れを紹介してきたが、本号では、それに引き続き情報内容を確定し、対外的なコミュニケーションをとるまでの間の具体的な留意点と、マスコミ関係を中心とした対応方法について紹介する。

1.情報の収集
危機対策本部の設置
 情報を発信する前段階で重要となるのが、「情報を集約化する」という作業である。この作業では組織的対応ができるかどうかがポイントになる。
 危機対策本部の設置は組織的対応をするためのひとつの手段だ。情報の集約化は多くの人間の力を借りなくてはまずできない。対策本部の召集メンバーを確定し、現場からの情報が集約化される仕組みを整え、指揮系統を明確化しておくことがこの組織を設置する意味になる。
 指揮官は集まってきた情報を把握し、次にどのようなアクションを起すかということを事前に決める。
(続きは8月号に掲載)