鶏声人語
鳥インフルエンザの発生を受け
平飼い認証が大幅に遅れる?
2025年開催の大阪万博の動きが活発化しだしてきた。畜産関係では有機畜産認証製品、富士山JAS認証製品については、法律に基づき対応するため、東京オリンピック同様の問題点はないが、民間認証に関しては、より厳しい対応が求められる。法律に基づき認証を行うシステムと異なり、第3認証が前提となり、認証するため基準がより厳しくなる。また、その裏付けが求められる。そのため、昨年4月に農水省の登録認証機関がアニマルウェルフェアに基づく平飼い独自基準を発表し、認証すべく、作業に入ったが、鳥インフルエンザの発症により、農場審査に入ることが不可能となり、今年3月(状況によっては遅れる)を目途に作業を進めるという。鳥インフルエンザの殺処分羽数は1,000数百万羽と過去味わったことのない発症羽数となったことを受け、認証作業の一時停止を余儀なくなったとのこと。畜産を認証する機関として正しい判断である。認証機関としては、鳥インフルエンザの発症が落ち着けば、即、作業に入るという。わが国で初めての平飼い第3認証であるだけに、焦ることなく、2025年の大阪万博に間に合うくらいの気持ちで地に着いた認証を行ってもらいたいもの。
「鶏の研究 2023年3月号」 目次
鳥インフルエンザの発生を受け
平飼い認証が大幅に遅れる?
2025年開催の大阪万博の動きが活発化しだしてきた。畜産関係では有機畜産認証製品、富士山JAS認証製品については、法律に基づき対応するため、東京オリンピック同様の問題点はないが、民間認証に関しては、より厳しい対応が求められる。法律に基づき認証を行うシステムと異なり、第3認証が前提となり、認証するため基準がより厳しくなる。また、その裏付けが求められる。そのため、昨年4月に農水省の登録認証機関がアニマルウェルフェアに基づく平飼い独自基準を発表し、認証すべく、作業に入ったが、鳥インフルエンザの発症により、農場審査に入ることが不可能となり、今年3月(状況によっては遅れる)を目途に作業を進めるという。鳥インフルエンザの殺処分羽数は1,000数百万羽と過去味わったことのない発症羽数となったことを受け、認証作業の一時停止を余儀なくなったとのこと。畜産を認証する機関として正しい判断である。認証機関としては、鳥インフルエンザの発症が落ち着けば、即、作業に入るという。わが国で初めての平飼い第3認証であるだけに、焦ることなく、2025年の大阪万博に間に合うくらいの気持ちで地に着いた認証を行ってもらいたいもの。
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