鶏声人語
今年も昨年同様、同時期に鳥インフルエンザ(以下AI)が奈良県で発生(結果は陰性)したと業界に情報が飛び込んできた。この数日前には北海道でマガモの斃死した個体からAI ウイルスが検出され、陽性の可能性が大との情報が流れたものの結果は陰性であった。胸をなでおろしたわけである。今年後半から来年2022 年にかけて昨年同様、発生の可能性がある旨注意するようにとの情報が流れているだけに、冬に向かい気の許せない日々が続く。本格的な寒さが到来する時期となるだけに対策をと呼びかけても限界がある。結果としては11 月3 日現在未発生となっているが、渡り鳥がすでに本州にまで飛来しているだけに気が抜けない。一方、韓国では11 月の声を聞き、オシドリからAI ウイルスが検出されたという。嫌な予感がするのは編集子だけであろうか。ジワジワと迫って来るAI ウイルス。昨年から今年前半に発生したウイルスと異なり2010 年に流行したH5N1 型とのこと。韓国で発生した場合、過去の事例から見て、わが国への侵入リスクは当然高まる。報告の遅れが拡散に繋がる。基本に忠実に対応することが求められる。
「鶏の研究 2021年12月号」 目次
今年も昨年同様、同時期に鳥インフルエンザ(以下AI)が奈良県で発生(結果は陰性)したと業界に情報が飛び込んできた。この数日前には北海道でマガモの斃死した個体からAI ウイルスが検出され、陽性の可能性が大との情報が流れたものの結果は陰性であった。胸をなでおろしたわけである。今年後半から来年2022 年にかけて昨年同様、発生の可能性がある旨注意するようにとの情報が流れているだけに、冬に向かい気の許せない日々が続く。本格的な寒さが到来する時期となるだけに対策をと呼びかけても限界がある。結果としては11 月3 日現在未発生となっているが、渡り鳥がすでに本州にまで飛来しているだけに気が抜けない。一方、韓国では11 月の声を聞き、オシドリからAI ウイルスが検出されたという。嫌な予感がするのは編集子だけであろうか。ジワジワと迫って来るAI ウイルス。昨年から今年前半に発生したウイルスと異なり2010 年に流行したH5N1 型とのこと。韓国で発生した場合、過去の事例から見て、わが国への侵入リスクは当然高まる。報告の遅れが拡散に繋がる。基本に忠実に対応することが求められる。
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