FC2ブログ
創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

労働力減少とアフターコロナの養鶏産業

 総務省は2019 年10 月1 日現在の人口推計をこのほど発表した。総人口は2018年10 月に比し、27 万6,000 人少ない1 億2,616 万7,000 人となった。なお、その数値には外国人も含まれている。すなわち人口減少は年々進み、将来的に労働人口の減少による産業界全体への影響は大で、今以上に厳しい環境になることは目に見えている。国は労働人口減少に少しでも歯止めを掛けるために退職年齢の引き上げ等改善すべき策を講じてはいるものの、抜本的対策には繋がっていないのが実情である。今回のコロナウイルス禍でも露呈したが、外国からの技能実習生がわが国へ入国できず、農業界への影響が大きいことは、コロナウイルス禍の影に隠れて一般マスコミに大きく取り上げられないが、各部門で深刻な問題になっている。アフターコロナの流れに対し、産業構造の総見直しが求められている。何が発生してもおかしくない環境下、情報収集力が企業存立の鍵を握ることになる。

廃鶏処理と鶏糞処理問題は経営に影響
 東南アジアへの鶏糞の輸出先に異変が生じていると関係者は言う。従来輸出していた国への出荷が停止される等、措置が講じられていると…。それに伴いその余波が国内の園芸店へと及び、従来の物流の流れに変化が生じている。鶏糞処理と廃鶏処理は一歩間違えると経営そのものに影響を及ぼすだけに深刻だ。規模拡大と終末処理問題は、プラスとマイナスの関係だけに、バランスが崩れると、産業界に与える影響は大であるだけに、流れを冷静につかむ必要がある。

「鶏の研究 2020年6月号」 目次