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創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

環境問題はエゴにより空洞化

 令和元年から令和2年へ、時はパラオリンピック、オリンピック開催の年を迎えた。裏を返せば世の中はなにかにすがろうと一喜一憂する。オリンピック後には大阪万博さらには国内に3 か所設けられるリゾート型とばく場建設へと多くの問題を含みながら、時は進む。無資源国日本が将来的に安定的に進む道は、スクラップアンドビルドによる建設への投資以外に道は無いと。なんともおかしな話である。すなわち、建物が資源であり投資の対象となり、活性化の道だと。つきつめるとその資源の元は他国から輸入された素材である。環境破壊は着々と進む。環境破壊は人間の手によっておこなわれるものと自然の猛威によって発生するものに分類される。自然の猛威によって生じるものは終わりが無く、破壊力は大きい。昨年の15 号、19 号台風による被害はこれに相当する。自然の力による破壊は年々拡大する傾向にあり、世界規模で被害は及ぶ。この流れに対し、国連では検討が進められているものの、自国主義者によって環境問題は空洞化し、被害が表面化しても何の手を打つことができない。次の世代へ負の遺産を残してはならないと、良く耳にする言葉であるが、なかなか行動に移せない。自然の猛威は“ 食” にも当然影響を及ぼす。“ 食” に関して各種法律は施行されるが、元の問題を解決しないことには“ 空” だけが舞う。

「鶏の研究 2020年2月号」 目次