創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

有機畜産物の問い合わせ増加基調
玉足らず2020年対応不可能の声も


 昨年の後半から有機JAS畜産の問い合わせが急に増えだしたとは有機畜産物を認定している機関の話である。とくに飼料関連企業からの問い合わせが多いという。この背景には量販店サイドからの要請が強く、なかなか玉が集まらず困惑しているとも。2020年開催のパラリンピック、オリンピックの選手村への供給は不可能に近く、GAP認定商品が主流になるといった声が聞こえる。有機畜産物の供給が円滑に進まない理由はオーガニック飼料原料が慣行ものに比して2〜2.5倍(オーガニックトウモロコシ)高く、量の確保も難しいこと。さらに認定を受けるに当たって、書類が多く複雑多岐にわたるとしている。とくに有機畜産物は、有機農産物、有機加工食品、有機飼料の複合認定物で、他の有機食材に比し認定されるまでの時間がかかる。明るいことは飼料用トウモロコシに替わる認定穀物がEU諸国にある点である。弊社主催、NPO法人日本オーガニック農産物協会後援のヨーロッパオーガニック視察でも現地を確認する等、固定概念を捨て切れれば、先が明るい。すでに前述のNPO法人の中にオーガニック飼料連絡協議会を設け、検討が数年前から行われている。