fc2ブログ
創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

手の打ちようのないAI発生

鳥インフルエンザが今年も発生した。発生日は去年より早く、恐怖の冬を迎えることになった。岡山県、香川県、北海道、茨城県へと飛び火した。羽数的には茨城県が一番多く発症した。「今年は鳥インフルエンザの発生が多いことが予想される」と学者、業界から流れてはいたが、推測の域は出ないと思われていたが、予測学が進んだのか知れないがこれから寒さに向かい、増加するとも・・・。偏西風の流れが例年に比べると胃にするとも言われ、今年の異常気象が発生要因の一つに挙がる。感染拡大はこれからといった空気が強い中、環境衛生に取り組んでいない生産者は自殺行為である。今回発生した生産者の中には、より厳格かつ県の指導以上に厳しい管理をしていたということもあると言われるだけに、手の打ちようがないという。毎年のように繰り返される事態に対し、一部の生産者の中から不安定な業界から身を引くところも出てきている。原料高の製品安で推移している業界に紙風は吹くのだろうかと思うのは正常な感覚なのかもしれない。現状の流れから去ることは、不幸にして発生を見た生産者としない生産者で何か異にするものはあるのだろうか。常識的にないはずである。被害を受けた生産者の中には原料高の状況下でも経営をプラスにしてきた生産者が現存していないだけに、今後の対応に注目が集まる。

「鶏の研究 2022年12月号」 目次