FC2ブログ
創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

生きもの商売の怖さを
鳥インフルエンザは教える


 昨年から今年にかけての鳥インフルエンザの発生は西日本地域から東日本地域に飛び火し、業界全体が恐怖に襲われた。発生当初業界ではオーバーな表現をすると対岸の火事だと見ていたものが、予想以上に西日本地域の各地に拡散した。発生の勢いは、中部地域、関東地域に拡大し、その勢いは下火になるどころかさらに燃え盛る傾向にある。1 月、2 月、3 月は厳冬期を迎え発生するには好環境な時期を迎え、気を抜くことができない。鳥インフルエンザの発生は、当然物流部門にも影響を与え、売り場確保のための斗いは続く。笑いの陰に涙があり、その逆も生じているわが業界。業界に大きなアクシデントが発生しない時には驚く程の動きもないが、今回のように各地で疾病が発生すると、山が崩れ、その崩れた後地に新たな山が誕生する。生きもの商売とは病との斗いであり、一見平和で、一つことが起きると商売の怖さを教える。

「鶏の研究 2021年2月号」 目次