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創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

AWへの質問深堀の傾向
相談窓口の設置も


 コロナの陰にかくれアニマルウェルフェアの団体から、業界への質問が投げかけられる。この現象は過去にもあったが、質問内容が深堀され、返答に困惑する企業もある。高度に進化する養鶏産業にあって、経済合理主義が横たわる矛盾点も生じている事実もある。一方では、あってはならない事も発生していることも事実。養鶏界で異口同音にいわれることは、団体からの質問を真正面から答えていくと、経済面から経営が成立しなくなると。業界の相談窓口の設置が可急的速やかに求められている。アニマルウェルフェアの団体も、攻撃的質問を良しとするのでは無く、より建設的かつ質問の内容について真実を回答し解決できるような環境整備も必要では無いか。吊し上げ的発想でいくと、人間は建設的な意見を発言できなくなる。人間にとっても、家畜にとっても幸福の環境とは何かを議論しなければ、前へは進まない。一歩一歩問題点を解決することこそが大切であると海外のAW 関係者からお知られる。弊社が25年前からオーガニック畜産の先進国を毎年視察さらに3 年前には、アメリカ、日本、ヨーロッパにAW の活動拠点を置く団体の協力を得てイギリスでAW のレクチャーを受けた。その結果は過激なものでは無く理整然とした考え方に対し共鳴した。これこそが、大切なものである。

「鶏の研究 2020年11月号」 目次