鶏声人語
2020 年は終末処理の解決が鍵
2020 年の養鶏界は鶏糞問題に始まり、鶏糞問題で終るとは業界人が異口同音に言う。住民とのトラブルは各地域で発生し、法的には問題解決をしているが、抜本的問題解決には至っていないのが実情である。各種情報が編集部に入って来るが、問題解決に至っていない。今後わが国で養鶏経営をおこなって行く上で業界が取り組んでいかなければならない最重要課題は、鶏糞処理と廃鶏処理問題である。すなわち、終末処理を抜本的に解決しなければわが国の養鶏はオーバーな言い方をするならば幕引きを余儀なくされる。地域社会における養鶏業界の雇用は上位にランクされているだけに、養鶏産業のあるべき道を業界全体で検討すべきである。鶏糞の輸出先であるベトナムを中心とする東南アジアでは、受け入れを拒否するところも出て来た。一方、廃鶏においても同様の傾向にある。廃鶏の輸出は鶏糞の輸出と違い、国内で鶏インフルエンザが発生するとストップをかけられる事実がある。養鶏業界の規模が拡大すればするほど問題は深刻化する。両部門とも、東南アジアを中心に構成されているとするならば本質的問題解決にならない。
「鶏の研究 2020年1月号」 目次
2020 年は終末処理の解決が鍵
2020 年の養鶏界は鶏糞問題に始まり、鶏糞問題で終るとは業界人が異口同音に言う。住民とのトラブルは各地域で発生し、法的には問題解決をしているが、抜本的問題解決には至っていないのが実情である。各種情報が編集部に入って来るが、問題解決に至っていない。今後わが国で養鶏経営をおこなって行く上で業界が取り組んでいかなければならない最重要課題は、鶏糞処理と廃鶏処理問題である。すなわち、終末処理を抜本的に解決しなければわが国の養鶏はオーバーな言い方をするならば幕引きを余儀なくされる。地域社会における養鶏業界の雇用は上位にランクされているだけに、養鶏産業のあるべき道を業界全体で検討すべきである。鶏糞の輸出先であるベトナムを中心とする東南アジアでは、受け入れを拒否するところも出て来た。一方、廃鶏においても同様の傾向にある。廃鶏の輸出は鶏糞の輸出と違い、国内で鶏インフルエンザが発生するとストップをかけられる事実がある。養鶏業界の規模が拡大すればするほど問題は深刻化する。両部門とも、東南アジアを中心に構成されているとするならば本質的問題解決にならない。
「鶏の研究 2020年1月号」 目次