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創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

AW問題への質問が多い令和元年の動き

 時代の反映なのか最近多くなった質問内容がアニマルウェルフェア問題で①アニマルウェルフェアは、人間にとって真に重要なのか②消費者団体の一部の人達はアニマルウェルフェアについて理解しているのだろうか、一般消費者はどうなのか③家族、従業員からアニマルウェルフェアで飼育生産された玉子は〝安全〟なのかと問われた時に〝安全〟と〝安心〟のどちらを答えれば良いのか、またその論拠と裏付けは④わが国のアニマルウェルフェアの推進団体と各団体の性格等々多岐にわたる。また、今年の後半位からSDGs- - 持続可能な開発目標- は業界にどの様な型で影響を及ぼそうとしているのかといった質問も上がって来る。10 月の声を聞いて一番多いのが、台風15 号及び19 号の養鶏界の被害状況はといった相場へ直接影響を与えただけに注視しているようだ。また、商品相場に直接影響を与えただけに先行きに期待感を持つ生産者が多いことも事実である。低迷相場で終わることが予想されてただけに今回の台風は、泣きと笑いをわけた型となった。2019 年も終わりに近づいて来ただけにこれからの動きに視線が集まる。


鶏声人語

自然災害後の養鶏産業、第1次産業の域を出ない 

 台風15 号は養鶏主産地千葉県の農業、畜産業に多大な被害を与えた。養鶏関係では鶏舎関連施設の倒壊等の他に停電による第2 次被害の発生、さらには従業員の家屋が被害を受け勤務先への通勤が不可能といった予想以上の被害を被った。被害の状況は徐々に明らかになってはきたが、全体を通しての情報は未収計の状況下にある。情報収集の前に現状復帰作業に追われているのが実情。この世は非情というか皮肉なことに自然災害発生後に相場は上伸する。過去数年間の流れを見ると、鶏インフルエンザの発生後の養鶏と台風による被害後の業界で上伸した。第1 次産業の宿命なのかもしれない。自然災害は地球温暖化の影響を受け、その被害はより拡大し被害を被らない地域はないといっても過言ではない。個人の力だけでは対応できないぐらいに自然災害の規模は拡大する。経験値だけでは解釈できなくなったことを、今回の15号台風は教える。