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創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

家畜愛護を投資の判断材料に
投資家宣言に1.5兆ポンド運用の期間投資家18社が署名


 イギリスの動物愛護関連NGO3者がBBFAW(家畜福祉に関する事業ベンチワーク)を運営、毎年8月から9月にかけ、世界の主要な食品関連企業(小売業者、卸売業者、食料生産業者、食品製造業者、さらにはレストラン等の外食産業者)の畜産動物の愛護への取組状況を評価して、翌年1月に結果を公表。BBFAWは2016年5月世界初となる家畜の愛護についての投資家宣言に1.5兆ポンドを運用する機関投資家18社が署名したという。宣言文書では、家畜の愛護が食品分野への長期の投資にとって価値を左右する重要な課題だという観点から投資家に対して食品会社への投資を判断する材料に・・・・・考慮。わが国においても超大手食品企業と量産店が触手を伸ばす動きがあるともいわれる。また、国内の大学でも研究者がその実態解明と理論構築に努めているといった情報も流れて来る。これら一連の動きに対し、業界はどのような対応をしようとしているのか、今後の動きに注目が集まる。これからわが国は動き出そうとしているだけに、情報収集は一分一秒待った無しである。企業が生き残るための条件の一つになるのかもしれない。