創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

AWの動き活発化の傾向

 アニマルウェルフェア問題は業界を駆け回る。生産者のほとんどが他人事のように思い、情報すら集めてこなかったのが実情。やっと昨年前半から少しずつ業界内部に動きが出てきた。大手生産者の一部にはこの一連の動きを静かに情報収集に努め、昨年の後半位から動き出してきた。一方では嵐が通り過ぎるのを待つがごとくわれ関せずの姿勢を取り続け、流通業者からの要請により慌てだしたところも出てきた。一方では積極的に取組みをアピールする生産者もいる等、千差万別といったところ。流通業者からは、この生産者の動きに対し、消費者を甘く見ているのではないかといった声も届く。国も動きを速めだした。昨年の12月には国会の農林水産委員会でアニマルウェルフェアに関して質疑が行われた。動物愛護団体の動きが活発化する等、最近にない動きが表面化してきた。アメリカの動物愛護団体日本支社の担当者によると、「われわれは摘発団体でなく、長い時間を掛けて、わが国にアニマルウェルフェアの考え方を定着させ、日本の実情についてもアメリカ本部へ伝えていく」と話す。海外のアニマルウェルフェア関連団体は横の繋がり深く、とくにアメリカにおいては、着実に企業から「平飼い卵」生産の宣言書を取り付けており、想像以上のスピードでことが進んでいると...。