創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

食品の安全に力を入れる台湾養鶏

 東日本大震災時にいち早くわが国に援助の手を差し伸べ200億円もの義援金を贈ってくれた台湾。このほど台湾へ行く機会に恵まれた。台湾は食品関係の法整備を着々と進めており、鶏卵においても洗卵および流通容器の使い回し禁止が法制化される等、食の安全性追求が始まっている。採卵鶏農場においても食品を扱うという姿勢が見受けられた。編集子が訪問した大手農場の防疫衛生面での対応は、より厳格であり、着実に防疫衛生管理の意識は向上していると見受けられた。着実に進歩する台湾の養鶏産業がわが国と東南アジア市場でバッティングする日も近づいていると編集子の目に写る。

業界が生き残るにはホドホドに、の精神が必要

 先日東北地方の孵卵舎落成祝賀会へ出席する機会に恵まれた。生き残りのための投資であることは事実である。約2,500軒の採卵鶏生産者の一部に供給するために莫大な投資を行い、見合うだけの対価をとなると……である。より安い高品質な雛をとは生産者が要求することであるが、大切なのはホドホドに、である。業界が生き残るためにはバランスである。