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創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

高病原性鳥インフルエンザついに関税率を0%に

 高病源性鳥インフルエンザの発生に伴い、隣国韓国では逆に一定の輸入数の範囲で関税率を0%に引き下げることを決定した。昨年の11月16日に家禽農場において高病源性鳥インフルエンザの発生以降記録的に感染が拡大し、鶏卵等の消費者への供給がスムーズにいかなくなったための措置で、関税割当措置は1月4日〜6月30日まで適用される。一説によると民間業者から問合わせが日本の関係筋に来ていたが、韓国政府が許可を与えず、アメリカ産鶏卵の輸入を認め、航空運賃の助成を実施。国民感情とはこういうことであることを改めてお教えられた。

ケージフリー卵への切替え超大手外食へ

 ケージフリー卵の切替えは、アメリカにおいては大手外食チェーン店を中心に着々と進んでいることは既報のとおりである。この動きは中南米にも飛び火し、ブラジルの超大手レストランが逆に2025年をめどにケージフリー卵へ切替えると発表。この動きはわが国の外食チェーンにも影響を与えつつある。この様な動きを誰が予想したかである。一方、編集部あてに大手金融機関から詳細な調査依頼が来ている事実に対し、業界はこの動きをどうとらえるかである。