創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

力ある者の真似は敗者の第一歩である

 養鶏界は表面的に相場が高く、配合飼料価格も2 期にわたり値下げ基調にある。AIの発生も他国では猛意をふるっているが、わが国では業界の努力のかいあって今は静か。この先も静かにことが流れれば良いと思うのは万人の願い。業界を取り巻く環境は、総体的に良いといえる。しかし、いたるところに“ 機雷” ならぬ見えぬものが横たわり、仕掛けが着実に行われている。静かな時ほど何かがあると思うのは今までの業界の流れ。中小規模生産者が大規模生産者と同じことをするのは愚の骨頂とはよく耳にする“ ことば”。では何をとなるわけだが、これまた難しいのも現実。しかも、周りを見れば意外と結論があるものだ。資本対資本の闘いでは力ある者が勝者となる。力ある者の真似は敗者への第一歩である。

中小規模生産者の道は厳しいが暖かく見守りたいもの

 先週、生産者との情報交換の場があった。規模的に10 万羽から30 万羽の中小規模の生産者で、実にまじめで、会って話すだけでも気持ちが良く、青春時代を思い出した。夢は大きく、かつ現実を直視し自分達の置かれている環境をもある程度理解している点である。この中小規模の生産者が理想的には業界の中核となり得るのか否か。暖かく見守りたいもの。