創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!

鶏声人語

機能性食品表示が定着するか否かは業界の姿勢による

 特定保健用食品(特保)と機能性表示食品との差はどこにあるのか。大企業に有利といわれる特保。これに対し機能性表示食品は中小企業にも道を開くという。特保の審査期間は長く数年に及ぶという。一方、機能性表示食品は、企業の自己責任で実施でき、科学的裏付があれば商品パッケージに機能性を販売日の60 日前までに消費者庁長官へ届ければ表示し、消費者に届けられる。消費者は、特保と比較し、機能性を表示することが楽になった制度に対して、商品を買う前にさらには摂取する前に商品表示されている注意書や消費者庁のウェブサイトに公開された情報を確認する必要がある。消費者の表示に対する厳しい見方が求められると同時に甘い表示には裏があるではないが、今後機能性表示という言葉に対し、冷静な見方が求められる。有機JAS 制度では格付表示された商品を市場で抜きうち的に買い取り、チェックする体制すなわち消費者によるモニター制度が確立されている。食品業界としても機能性表示の意味を理解すべく対応が求められる。一度でも虚偽の表示が出たら制度に対する信用は地に落ちることを忘れずに。

この世はすべての欲との闘いか

 経済紙によると米国投資ファンドは日本の大手キノコメーカーに対しTOB(株式公開買い付け) が成立したと。世の中はTOB やらM&A といった俗人とは関係のない世界にいるかと思っていたら、以外に近いところで生臭い闘いが繰り広げられていることに驚かされる。先日も親子経営者による闘いが一般紙をにぎわしたが、わが業界でも同じようなことが発生している現実。人とはすべての欲との闘いという先人の言葉を思い出す。