創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

「恵方巻」は玉子消費向上にプラス。第2 の恵方巻は

 予想に反し、高相場で推移する鶏卵相場。1月の平均価格は全農M サイズ加重平均キロ192.1円となった。2014年の年間全農Mサイズ加重平均価格が221.9円と高相場であっただけに、2015 年も高相場で推移するといった見方を取る向きもある。現行においては強含み相場で推移しているが、現行相場に対し「恵方巻」相場と表現する関係者もいる。一般的に「太巻」はいつでも食することのできる巻鮨であるが「恵方巻」はあまり馴染みのない商品であった。最近ではコンビニで予約受付をする等全国的に知れ渡るようになった。
恵方とは広辞苑によると「古くは正月の神の来臨する方角、のちに暦術が入って、その年の歳徳神(としとくじん)がいる方向」となり旧正月の元旦にその年の恵方の当たる神社に参詣すること」という。コンビニの予約広告では、縁起物の巻鮨で、その具はエビと卵が中心である。恵方巻は卵の新規需要を開拓した。需要は年々定着し、卵消費の中核をなし、無視できなくなりつつあると…。これから相場は冷え込むといった声が強まる中、新商品の開発いや地方で古くから伝わる卵料理を大都市へ持ち込、流通業界を巻き込んだ型での新商品の開発は業界安定の重要な鍵となる。「恵方巻」は神頼みを地でいった商品といえる。

世代別に受け入れられる商品開発を

 流通業界の目は40歳以上独身女性と65歳以上のシルバー世代を如何に取り込むかだという。両世代向けの料理教室は盛んで、とくに65歳以上の料理教室には男性がメインとなっていると。両世代に「たかが卵されど卵」を受け入れてもらうために何かを見つけださなければ、「たかが玉子」で終わる。両世代とも健康を注意する年代に入っている。