創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
― 鶏声人語 ―

数の論理と質の論理
生きるための哲学が求められる時代へ


スーパー業界の再編成は急速に予想以上のスピードで進み、一社のみ頂上に立つ。
頂上に立つために大手量販店各社はM and A によって中・小スーパーを傘下におさめる。
当然仕入先にもその変化があらわれ、取引き先の再編成に繋がる。
対応できない事業体は取引き停止となる。
その行く末はあえて言葉でいうに及ばず冷たい結果が待っている。
まだまだ再編成は進み、一社一人勝ちの傾向は当分の間進むとスーパー関係者はいう。
この流れは当然わが業界にもいえることであり大規模生産者と中小規模生産者の金の流れは異なる現実があるようだ。
数の論理は一段と進み、流通単位以下の生産者の生き残る道は厳しさを増す。
一方では経営理念を強く持ち、数の論理に背を向けて経営する生産者の足元は強い。
数の論理ではなく質の論理によって荒波を乗り切っている生産者がいることも事実。




規模による配飼価格の格差拡がる

JA 全農は10 − 12 月期の配合飼料価格を全国全畜種総平均で7 〜9 月に比べ1 トン当り約2650 円値下げすると発表した。
この背景には、急激に進む円安およびトウモロコシのシカゴ定期の下落、大豆粕価格の値下げ等により前期に比し値下げとなったもの。
一昨年、昨年の2 年間のうちで2回の値下げがあり今回で3 回目となったものの実質高どまりで原料高の製品安には変
わらない。
配合飼料価格は大手生産者と中小規模の間における価格差は表面的にはないが想像以上の差があるという。
M and Aもどきの流れが本業界にもある中、生産コストの差はますます拡がる。