創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
―鶏声人語―

量販店、コンビニの企画力は、わが業界再編の鍵を握る
量販店の再編成は音を立てて進む。また、大手量販店の小型店と中小規模店への進出展開は想像以上である。コンビニとスーパーのすみ分けはここ数年前まではできていたが、現在においてはすみ分けをすること自体意味のないことになりつつある。地方のスーパーチェーンを傘下に収め、系列化が鮮明になったと思ったら規模に関係なく進出する。また、量販店、コンビニとも自社直営農場を設け、安全、安心を前面に打ち出し、シニア層を狙う。資本の力を見せつける。過去においてどんな街にもすし屋はあったが、最近では回転ずしと後継者不足によって街から消えている。この傾向の裏には、量販店、コンビニの弁当部門への質の面からの進出がある。中小企業が多く存在する東京・神田地区を取りあげてみると、各町毎に1DK マンションが建設され、住民が増え、夜の人口も増加、それにつれ中小量販店が4 店舗、中の大クラスが1 店舗、コンビニが9 店舗と人口増への対応は着々と進む。量販店、コンビニの進出に伴い、ファミリーマンションの建設が行われ、住居地区化する。さらには高齢化マンションの建設等、数年前までは考えもつかなかった新しい街づくりが東京のど真ん中で進む。編集子が見る限りにおいては神田地区のような地域は数少ないと思われる反面、その神田地区で見ると流通業界の企画力を見せつけられる。量販店、コンビニのインテグレーション化はわが産業の直接的再編成の鍵を握っている。