創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

業界は倒産風、そして危機管理を強化
 2014年の声を聞き倒産風が吹きだした。また、飼料メーカーの直営農場を他の農場へ売却する動きも急に表面化。昨年は相場が後半を迎え急伸しだしただけに、飼料メーカーにとっては突っ込んだ分を回収し今年に入り切り捨ての論理が働いた。この動きは予想されたことで、これからも当然発生する。資本論理とはこういうものなのかもしれないが、流れを読み切れなかった生産者の叫びが聞こえる。

飼料メーカーの損切りの意味するところ
 “飼料メーカーは金があるのだな”とは、数字を出している生産者の声である。昨年から損切りをして数十億円を計上できる飼料メーカーの姿に、生産者のみならず関連企業にはそのように写る。儲かることはいいことだが、ほどほどにの考え方も必要なのかもしれない。日本は資本主義社会ではなく修正資本主義であることを忘れずに。

AI発生国への人間の往来は慎重に
 鳥インフルエンザが猛威を振るっている。中国、香港、韓国。わが国も対応に追われている。渡り鳥はまだ中国、韓国に留まり人間へと感染。韓国では移動措置も講じられる等、手の打ちようがないのが実情のようだ。渡り鳥がロシアへ帰る季節になるとその動きに注目度が高まる。中国、韓国への人の往来にはとくに重要となるが、空港では水際の対策が講じられるのだろうが、この地域へ無駄な往来は避けるべきである。渡り鳥の飛行ルートの下にある地域にとっては地獄である。今年は異常気象といわれるだけに。風の流れ、気圧の変化はこれまた注意すべき事項である。



鶏声人語

卵価高騰と生食玉子文化の崩壊
 高相場で推移した鶏卵初荷相場。高相場で幕を引いた2013年。需給バランスの上に相場は成立していることを教える。まるで生き物のように。大手生産者いわく、これからが大変だと。高相場で推移すれば一番喜ぶのは税務署だと。そして海外の生産者であるとも。2014年1月早々に少人数の新年会をかねた情報交換会にお呼びがかかり参加したところ、共通の話題は税務署の問題であり、海外ものの輸入動静であった。商社筋によれば生食用生玉子の輸入もTPP問題の前に開始されるといった声も届く。日本の文化である玉子の生食、これが崩壊の危機に直面した場合、わが国の食卓いや養鶏構造は急変する。

HACCP、トレス、そして原産国表示の義務化
 国産のものは安全で海外のものは安全ではないといった言葉が流行語までなった。最近ではなぜ海外のものが危険なのかといった声を講演会場で耳にするようになった。その影響か、HACCP、トレーサビリティ、原産国表示の要求も従来にも増している。安全・安心のキーワードは食に関して、世界各国共通なものであり、その国の食品産業が生き残るためにはHACCP、トレーサビリティの認定取得であり、原産国表示をすべての食品に義務づける法制化だと…。