創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

業界安定のためには業界組織の強化が求められる
 飼料用穀物の高騰によりまたまた配合飼料が値上げ。製品安の原料高に泣くわが国の畜産は海外の穀物の値動きに一喜一憂し経営の根底まで脅かされる。政府緊急対策費を計上するものの根本的問題解決に至らない。根本的問題解決には、減羽しか方法がないことは誰しもが理解していること。減羽だと何度叫んでみたところで、効果はなく、尻に火がついても何の行動もとらないわが業界。業界が唯一できることは組織強化である。業界組織を一本化するためには定年制を設け幅広く人材を確保し、力ある生産者および関係者を適正に配置することである。派閥的な論理を打ち破ることが最も重要となる。

サハリンが日本の食糧基地になるためには法の整備を
 先日、日本成鶏処理流通協議会のサハリン視察に参加する機会に恵まれた。期待していたソ連共産党時代の国営集団農場が現在どのように組織替えを行い運営管理されているのかについて少しの情報でも思って行ったが、残念なことに国営農場の跡地のみであった。農地は荒れ一部地域では林への回帰が始まっていた。北海道稚内港とサハリンはフェリーで5時間の距離にあり、サハリンの農場跡地を飼料用穀物の生産拠点にできないかと強く感じた。一方、サハリン空港で偶然に会った商社と飼料メーカー担当者はペルー産魚粉が高騰しているため、手当確保のために来たと。また、ブロイラーの農場と処理場の建設計画が日本側の協力によって進みだしたともいわれるだけに目が離せない地域になってきた。LNGと石油輸出で豊かな国になりつつあるロシア。食糧基地としてのロシアに求めることは法の整備である。



目次
◾展望 鶏肉の国産希望は82%強、価格による影響も
◾養鶏技術、伝えてこそ技術なり(11)
◾ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察(26)
◾非定型的鶏病詳論(36) 中毒
◾昭和の養鶏昔ばなし(26)

<鶏界の動き>
◦「食料・農業・農村白書」を公表 農林水産省
◦食鳥流通統計の結果を公表 農林水産省

◦おいしさと健康にかかわる鶏肉の成分と評価
◦卵白の内臓脂肪減少効果や鶏卵の低アレルゲン化の取組みも紹介
◦ブロイラーの鶏パスツレラ症
◦採卵鶏の配合飼料の一部を飼料用米で置換する場合、20%まで配合可能
◦カンピロバクター、サルモネラの汚染予防・低減に向けた取組みを紹介
◦平成25年下期畜産関連業界・学会・研究会・大会開催一覧表
<随想> アベノミクスの持つギャップ
 ~ 仕事で楽しめますか? ~