創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

大衆紙に掲載される中国の危険食品
 「危ない中国135食品リスト」が一般大衆紙に掲載された。このデータは厚生労働省の「輸入食品監視統計」によるとし、2011年度には輸入食品等に関して1257件の食品衛生法違反が発覚し、積み戻しや廃棄等の措置が取られたと報告する。さらに誌面は続き「日本は鶏肉消費量の約10%を中国から輸入しているが、鳥インフルエンザウイルスに関しても無防備なままである」としている。またその記事の写真説明では「鶏から内臓を取り出す中国の食肉業者。日本では考えられないほど不衛生な環境で仕事をしている」とある。わが国へ輸入される鶏肉は厚生労働省の指定処理場の認定を受けているので、この記事とはかけ離れてはいる。しかし、全体的イメージとしては記事の説明と現実とが交差するのはなぜであろうか。イメージとは恐いもので、一度マイナス要因がつくとそのイメージを払拭するのは難しい。

毎年発生する食中毒、業界にとって命取りに
 梅雨に入ったものの空梅雨で、湿度はほどほど。しかし6月なのに温度は例年より高い。この季節は例年食中毒に脅かされマスコミを賑わす。製品安の原料高に泣く業界にあって食中毒の発生はダメージが大きい。一度悪いイメージを消費者に与えるとブロイラー・卵離れは進む。自分には関係のないと思うことが一番恐いこと。一度事故を起こすと、最悪な場合は倒産といったことにも繋がり、業界に多大な影響を与えるだけに衛生対策はより厳しくしてもらいたいもの。


目次
・展望 一般大衆紙が報じる中国産食品の恐怖
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察25
・養鶏技術、伝えてこそ技術なり⑩
・非定型的鶏病詳論35 ワクモその2
・昭和の養鶏昔ばなし25

<鶏界の動き>
・平成二十四年度の定期総会と発足五〇周年の記念式典を開催 全卵会
・「オムレツの日」記念イベントを開催 オムレツの会

・アミノ酸の卵内投与や早期餌付で雛の品質が向上
・卵についての最新研究成果が多数報告
・世界の穀物生産・貿易の現状と今後
・中国・北朝鮮・ネパール等アジア諸国で高病原性AI(H5N1)が続々発生
・「国産志向」が原発事故前を上回る、「割高でも国産」鶏肉では一・九ポイント増
・ウインドウレス鶏舎内における赤色LED照明が卵の生産性と経済性に及ぼす影響
・東京ビッグサイト展示会レポート Ifia JAPAN/HFE JAPAN/ベーカリーEXPO/洋菓子素材EXPO
・対香港輸出用鶏肉・鶏卵の取り扱い施設を公開

<随想> アベノミクスとその反応
 ~景気の“気”は気分の“気”~