創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

妥協と国益さらに参議院選
強力な指導者が今求められる

 TPP問題は安倍内閣になってより大きくクローズアップされている。オバマ米国大統領との会談後、各種情報はあるもののグレーの状態が続く。選挙公約の問題もあるだけに一筋縄ではくくるわけにいかない現実。JA全中ではTPP反対のための要請を活発化。102の畜産団体で構成する日本の畜産ネットワークも抗議集会を開く等、TPP反対運動は盛り上がる。一方、経済界は「速やかに実施を」となり、混乱が続く。7月の参議院選を控えているだけに問題は深刻化する。重要なことは国家国民のために強力な指導力を発揮することができるか否かである。「目先の利益=参議院選挙で過半数の獲得」となるわけだが国益とはなにか、また妥協の重要性をも考えてもらいたいもの。

甘くて“ぬくとい”わが業界
規模拡大と市場確保は別もの

  採卵鶏農場の規模拡大は止まらない。売り先のない卵、いやどこかの“島”を食べて維持している戦国時代のわが業界。これからも規模拡大は進む不幸な業界。自分だけは何とかなる…はならなくなる。資本主義が行き着いた結果、修正資本主義が誕生したように、行き着く先の結論は出ている。確かに現在の業界は資本主義から修正資本主義に行き着いている。その最たるものが基金制度である。資本主義とは本来裸の王様の戦いであるものがいつの間にか“ぬくとい”環境での戦いとなった。飼料用の穀物は無税となっている現実。国民から委託されて養鶏をやっていると錯覚に陥っている業界。甘くぬくとい環境でまた増羽という芽が出てくる。中小企業では無い中小企業。


 
目次

・展望 第三者機関が認証した商品をさらに審査
・世界の鶏肉生産と貿易 2013年およびその後の動向(前編)
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察(22)
・養鶏技術、伝えてこそ技術なり(7)
・非定型的鶏病詳論(32) 肝炎症候群(LHS)
・昭和の養鶏昔ばなし(22)

<鶏界の動き>
・業界関係者ら約一五〇人出席、盛大に祝う
 ~岸田直正氏旭日単光章受章祝賀会
・種鶏孵卵経営セミナー開催 金融融資やAWの動向等の講演を行う
 ~(社)日本種鶏孵卵協会

・大豆ミール産地によって栄養成分に差
・防疫や成育を速める効果等、微細藻類はあらゆる分野の事業に応用可能
・オーガニック先進国・ドイツの有機養鶏事情
・アトランタで国際養鶏展が開催 約1200社が出展
・地鶏・銘柄鶏の肉や、米等の国産飼料で育てたブランド卵が多数出展
 ~第6回アグリフードEXPO大阪2013
・省エネ、給与技術、飼料、AI等多岐にわたり、研究成果を発表
 ~千葉県畜産総合研究センター

<随想> 逆転
 ~社会の変化と業界の対応力~