創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

● 鶏卵業界が混沌としている
 鶏卵業界が混沌としている。入ってくる情報は本誌が指摘してきたことが大半である。一党にくみする恐ろしさ、業界が生産者中心にまわっているという錯覚。業界の混乱にあって新たな組織も立ち上がり次の活動に入る準備体制に入ったと耳に入る。業界内では表面化せずに底辺でフツフツと燃えている線香の火があちらにもこちらにも飛び火しだそうとしている。中国の祝いの席で行うバクチクとまではいかないが、日本的で地味な線香がたいまつの炎になる寸前のところまできているともいう。業界の主導者と称する人たちが代議士先生のところを回り何かをつくろうと必死に動いているといった情報も入ってくる。また、マスコミも養鶏界の何かをつかもうとかぎ回っているようだ。嫌な時代を迎えたといっても過言ではない。

● 特別飼養畜産物の基準完成の意味するもの
 有機畜産物の動きが徐々に出てきたとは有機JAS認定機関の話しである。ゼロからスタートし、市場にやっと出だしたオーガニック卵、ブロイラーさらには有機飼料の認定を受けた有機配合飼料等環境が整ってきた。また、有機畜産の基準よりも若干軽い畜産の特別栽培農産物ともいうべき「特別飼養畜産物」の基準も完成したという。この基準作成には大手流通業者もかかわり議論を重ね完成をみたものだと。新たな動きに期待したい。



目次

・展望 高圧的態度は戦前教育の負の遺産
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察(21)
・非定型的鶏病詳論(31) クロストリディウム・ボツリヌス
・養鶏技術、伝えてこそ技術なり(6)
・昭和の養鶏昔ばなし(21)

<鶏界の動き>
・家禽の飼養衛生管理の状況を発表 ~農林水産省
・春の業務用新商品試食説明会を開催 ~キユーピー(株)

・有機ミネラルの給与により卵殻質が向上 
・硝酸性窒素の農畜水産物への経済的影響と改善法
・誘導換羽方法の違いがSEの排菌等に及ぼす影響(後編)
・最近のIBV流行株の性状
・平成23年度畜産統計を発表 ~農林水産省
・トウモロコシサイレージをカビ毒フモニシンから守る
・焼き肉ビジネスフェア2013

・随想 花見酒の経済
 ~熊さんと辰つぁんは経済を行ったのか~

鶏声人語

● 深入り過ぎればその結果はわが身に
 自民党が圧勝した。前回の選挙で落選していた自民党養鶏議員の主力が復活した。業界は民主党と一部特定議員を強力に押してきただけに今後の対応に注目が集まる。行政はすでに自民党にシフトし終えている。一党に業界がはまり込む危険性について本欄で過去数回にわたり指摘してきた。指摘すれば逆に嫌な電話が入る始末。関係筋の情報では、わが業界の組織は懸命に手を打ち込もうと走り回っているようだが、政権与党に深入りしてきただけに問題があるといった声も届く。

● 制度が確立されても安定するか否かは生産者が握る
 鶏卵相場の初市が全農東京Mサイズ加重平均キロ160円で開始した。止市の230円に比べ70円の差となった。この差を何と読むかである。養鶏を取りまく環境は決して良くない2013年だけに先行きの鍵を握っているのは生産者自身である。再度過去の流れを変えるためにすべての面で“ごわ算で願いましては”の考え方が必要なのかもしれない。制度が確立されたとしても財源は有限であり、生産者自身でできること無限である。



・展望 申請後二年が経過しても結論でず…?
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察(20)
・非定型的鶏病詳論(30) 鶏伝染性脳脊髄炎(AE)
・養鶏技術、伝えてこそ技術なり(5)
・昭和の養鶏昔ばなし(20)

<鶏界の動き>
・配合飼料価格据え置き決定 農家の実質的な負担は増加 ~全国農業協同組合連合会
・国産飼料米プロジェクトの成果発表会を開催 ~農林水産省
・飼料自給率向上へ向けた取組みチェックシートの提出が必要に ~農林水産省
・2011年農業総産出額を公表 養鶏全体で二・四%増 ~農林水産省
・日本輸入家禽協会が定時総会を開催 鶏肉主要産出国の最新動向を報告 ~日本輸入家禽協会
・卵白摂取による内臓脂肪減少メカニズムの試験結果を発表 ~キユーピー(株)
・フランスのオーガニックチキンが日本の見本市に出展 ~ボダン・ラ・ヴォライユ・ビオロジック
・「アウトルック・コンファレンス」で干ばつの影響の少なさ等をアピール ~アメリカ大豆協会
・平成24年度交流促進会および研究講座を開催 ~中部日本養鶏研究会

・冬場の成績改善に向けたブロイラー飼育管理(2)
・誘導換羽方法の違いがSEの排菌等に及ぼす影響(前編)
・貯蔵・熟成や育種の工夫が鶏肉のおいしさの鍵
・平成25年上期 畜産関連業界・学会・研究会・大会開催一覧表

・随想 多元社会
 ~国家を超える社会について~