創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

● 生産額を誇ったところで砂上の楼閣に過ぎない
40年前の弊社50周年記念で語った言葉

 2013年弊社は業界関係各位のご支援により創業90周年を迎える。感謝にたえない。40年前の10月1日に50周年記念式典を業界関係者等300人の参加を得て東京・丸ビルの精養軒で催したことを昨日のできごとのように想い出す。先々代の山中社長は本誌展望の欄で「鶏の研究」創刊50周年の年を迎えるに当たって「鶏卵が最近まで物価の優等生であり得たのはアメリカ飼料の供給があったからだといってよい。これが最近十数年間のわが養鶏産業の飛躍的発展の楽屋裏である。養鶏飼料を全面的に輸入に依存して成立しているわが養鶏産業は、その生産額をいかに誇ってみたところで砂上の楼閣に過ぎない」と根のない養鶏産業に苦言を呈している。今から40年前の業界への戒めの言葉を贈る。40年を経た今、懸命に自給率向上を目指し、砂上の楼閣を返上すべく努力をしている。放射能汚染といった難しい問題を内包しているが、種子メーカー、各地の農業試験場、大学、試験研究機関等各種関係機関が集い縦と横の関係を強め、自給率向上委員会のような組織を2013年に立ち上げ、不安定な根の部分を改善するように努めるべきである。毎年繰り返される飼料原料高騰によるわが国の畜産業への影響に対し、業界は知恵を出し砂上の楼閣を返上したいものである。その鍵は今回の選挙結果次第である。今回の選挙での立会演説を聞いていても、今後の農業施策等について何も語らぬ先生たち。


・展望
 産業の代弁者に政治家が必要なのか 圧力組織ではなく知識集団が必要

・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察(19)
・Eggcitingな卵の研究(卵の栄養・調理・健康機能)(24)
・養鶏技術、伝えてこそ技術なり(4)
・非定型的鶏病詳論(29)
・昭和の養鶏昔ばなし(19)

<鶏界の動き>
・AIウイルスの侵入リスクマップを公表
~(独)国立環境研究所
・首都圏流通業者とのパイプを強化し県産卵の販売強化を
~青森県養鶏協会
・ハーブ村事業の拡大に向け一五周年パーティーを開催
~日清丸紅飼料
・TPP阻止畜産緊急要請集会を開催 議員・関係者が続々と反対を訴える
~日本の畜産ネットワーク

・冬場の成績改善に向けたブロイラー飼育管理(1)
・地鶏肉の独立した需要の構築を
・フランスが誇る高級地鶏 ブレス鶏の生産農場を訪ねて
・一年を振り返る
 アメリカの大干ばつで飼料価格が高騰
・サルモネラ汚染・鶏糞・悪臭への有効性が発表される
~第三五回全国ネッカリッチ研修会

・随想 現在の経済と人材という財産
 ~生産現場におけるプロフェッショナル