創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

● 乱れる隣国、わが業界と二重写しになるのはなぜか

 月日の経つのは早いもので12月号の発行となった。昨年は3.11東日本大震災により、国内が大混乱に陥った。いまだ被災地では完全復興にならず、苦悩の日々が続く。一方、3.11に伴う福島原発事故(3.15)は解決の糸口さえ見えない。原子力行政の総見直しが進められ、原子力発電の再開に対する温度差が生じ、安全を第一とする消費者団体、いや大半の国民と、経済を第一とする財界・一部政界との間に大きな溝が生まれている。

 一方2012年は政治の混乱からか周辺諸国によるわが国固有の領土占有と、言いがかりともいえるわが国領海内への侵入等、隣国とのあつれきは日々高まり、一歩間違えると武力行使といった事態すら生じるとも。おとなしい日本人のこと、いや間違った平衡感覚を身に付けてしまったわが民族。一国を代表する大使の車が襲われ国旗を奪われても、わが国民は抗議活動をすることもなく、黙り続けている世界に類を見ない沈黙する民族。無関心なのか経済合理主義のためか、それとも教育が国民を骨抜きにしたのか。いや投資した財産が目減りすることを恐れるためか。土足で現在もわが国の固有領土および領海を平気で侵し、ご都合主義的発言ともいえる隣国のうそぶく姿をテレビで見た時にわが国民の反応は“笑い”だけなのだろうか。戦後の民主教育を受け、世界一の民主主義国家と称される日本。編集子には理解できない数多くの現実。わが業界と二重写しになるのはなぜであろうか。2013年が平和な年になるように念じたいものだ。



・展望
 中小規模が整理されてこそ大手は生き残れる?

・養鶏技術、伝えてこそ技術なり(3)
・Eggcitingな卵の研究(卵の栄養・調理・健康機能)(23)
・非定型的鶏病詳論(28)
・昭和の養鶏昔ばなし(18)

<鶏界の動き>
・鶏卵業者が二社入賞、大賞は卵を含む畜産ブランドが輝く
 ~フード・アクション・ニッポン アワード2012
・岩手・青森で現地研修会を開催
 ~国産鶏普及協議会
・110店舗の「戦略的閉店」、新商品数も絞り込む
 ~日本マクドナルド

・冬場のブロイラー管理ポイント(2)
・ワクチンの有効性と広がるサルモネラ・インファンティス
・栄養内容が要求量に近付くほど成績向上
・IECロンドン会議2012概要
~鳥インフルエンザやアニマルウェルフェアに関する最新事情~ 
・第九回たまご研究会
~卵黄から軟骨細胞を増殖させる新素材を開発~ 
・地方銀行フードセレクション 
・平成24年総目次

・随想 年をとるのも面白い
・海外技術選集
 HACCPと飼料添加物でサルモネラ菌を制御