創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

●牛レバーの次は卵?
厚生労働省が動けば“山”が動く
 一般マスコミに掲載された「食の文化も忘れずに」の記事が食品関係者の間で話題になりつつある。その中の文章を拾うと「昨年1年間に発生した食中毒のうち、牛レバーの占める割合は約1%、生鮮魚介類によるものの20分の1以下だ。生卵のサルモネラ中毒よりも下回る。生食は、日本の食文化の華だ。禁止の波が『卵かけご飯』に及ばないとも限らない。米国では生卵の提供が原則禁止されている。すき焼きに生卵は添えられない……」というものである。この記事を見た時の驚きと、どのような対策を講じることができるのかということ。サルモネラ調査に一部の人しか協力しない事実。この記事に対し、業界はどう解決するかである。牛レバーのように厚生労働省は禁止措置を国民の命を守るとの名の下、伝家の宝刀を抜く。もちろん議論を尽くした上であるが、いつ生卵の世界にその矢が向かってくるかわからないだけに、生産者の一人ひとりの責任は重い。一般マスコミに卵がサルモネラに汚染され、生卵は……といった記事が掲載された場合、業界存亡の危機を迎える。実態把握こそ急務である。

●業界は変わる。元議員語る。
 政治の世界が党利党略によって、国民不在のまま選挙へ向かって進んでいる。マスコミは票読みに走り、他人事のようにゲーム感覚を楽しむムードがある。議員一人ひとりにとっては大変なことであるが、落選議員にとっては1日も早い選挙を、となる。先日、保守系の落選議員と話す場があった。元議員曰く、当選した暁にはわが業界を変えると。想像はつくが見ものである。




・展望
 両極に分かれる業界の行く末

・養鶏技術、伝えてこそ技術なり(1)
・EUの家禽および鶏卵産業の現状と将来展望(4)
・Eggcitingな卵の研究(卵の栄養・調理・健康機能)(21)
・非定形的鶏病詳論(26)
・昭和の養鶏昔ばなし(16)

<鶏界の動き>
・平成23年度、食鳥検査等に関する実態調査結果を公表
 ~厚生労働省
・ FSSC22000(食品安全システム)認証を、(株)岡崎鶏卵グループに実施
 ~BSIグループジャパン(株)
・ 「東日本大震災復興祈念」大会と位置付け
 ~(社)日本養鶏協会北日本地域協議会他

・原発事故による風評被害はすべてを破壊する ~日本養鶏産業研究会
・エネルギー、蛋白質、リンのコストをいかに下げるかが鍵 ~(株)松阪ファーム
・安全な鶏卵を生産するために農場でできること~農林水産省消費・安全局
・随想 20年前の将来予想
 アメリカ、世界、日本経済の予測と結末

・海外技術選集
 ネズミを繁殖させないために知っておくべきこと
・海外マーケティング選集
 多様な卵の消費はベトナム経済のキーポイントになる