創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

●農業界へ進出する大手企業 年々増える傾向に
 最近マスコミに登場するのが、大手企業の農業界への進出である。目的は色々あるが、共通していることは今後日本で伸びる部門は第1次産業すなわち農業部門だという。農業部門へ進出した企業名を見ると①NRE㈱(JR東日本の100%子会社)、②イオン㈱、③㈱セブン-イレブン・ジャパン、④プロミス㈱、⑤野村證券㈱、⑥西松建設㈱、⑦ワタミ㈱、⑧㈱ドン・キホーテ⑨キューサイ㈱等々。このなかでも古いのが、NRE、キューサイ、プロミス、ワタミ等である。この傾向はさらに続くものとみられる。最近の傾向としては、有機認証を修得する企業も現れてきた。今後の動きを注視する必要がある。農業界へ進出する企業が年々増加する一方、農家の老齢化が進み、農村の現風景を維持するのは難しい状況下にある。その地で生計を立て日本古来の農村文化を守っている人たちと植物工場に代表される人工的農業で利益追求を目的に進出する企業との格差はあまりにも大きい。農業の多様化といった面では今後ますますいろいろな農業形態が出て来るだろうが、“文化”という面で捉えた検討も必要になってくる。

●養鶏関係者が主体 BioFachツアー始まって以来
 2月17日から弊社主催によるヨーロッパオーガニック視察は、お陰様で13人の参加者を得ることができた。今回の参加者の特徴は養鶏関係者の参加が10人を数え、有機畜産とりわけ有機養鶏への関心の高さに驚きを感じた。この内、認定事業者は2人で、他の参加者は有機とは関係のない人たちである。参加希望者の裾野が広がることは有機の世界においてプラスになることは事実であるだけに新たな有機産業がわが国に芽生える可能性もある。弊誌主催による有機海外視察は18回目を数え約250人の関係者が世界の有機産業を視察しており、有機低開発国日本になんらかの刺激を与えていることを主催者として信じたい。




・展望
 はやり言葉「原発が本当に安全ならば東京に」
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察15
・Eggcitingな卵の研究(卵の栄養・調理・健康機能)14
・わが国における肉用鶏の遺伝的多様性の活用について
・非定型的鶏病詳論20
・昭和の養鶏昔ばなし9

<鶏界の動き>
・六月と九月に三ツ星タマリエ検定を実施
 ~日本卵業協会ヤングミーティング事務局
・餌で差別化されたPBのブロイラーが目立つ
 ~焼肉ビジネスフェア実行委員会
・「家畜伝染病予防法改正」以降の伝染病予防対策について
 ~農林水産省
・テーマは「ベジガール」と「イースター」
 ~キユーピー㈱

・分子栄養を利用した畜産生産技術の開発
 ~日本科学飼料協会
・非デンプン多糖類分解酵素を配合した飼料給与によるパフォーマンス向上効果の検証
 ~㈲サービステックジャパン
・過去最大規模の1,295社、2,552小間が集結
 ~新日本スーパーマーケット協会
・鶏肉鶏卵をめぐる情勢
 ~農林水産省生産局畜産部食肉鶏卵課
・飼料をめぐる情勢
 ~農林水産省生産局畜産部畜産振興課消費・安全局畜水産安全管理課
・高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針(その4)
 ~農林水産大臣

<海外技術選集>
・敷料の管理その二質の高い敷料はよい管理から
・体温コントロールによる脱水状態の防止