創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

●配飼価格の二期連続値下げ 
全農と商系飼料メーカーは1~3月期の配合飼料価格を二期連続値下げすると昨年12月16日に発表。値下げ幅は、全農と商系では若干の差がある。全農全畜種総平均でトン当り2,600円、商系が2,300円台とみられる。今回の値下げ理由として①トウモロコシの旧穀の在庫数量が事前予想を上回り新穀の生産量見通しが史上三番目の高水準であったことから大きく下落した。欧州諸国の財政危機を契機に穀物市場から投機資金が流出したことにより再び下落。大豆粕は、大豆の生産量の増加見通しや輸出需要の減少から下落した。外国為替も一段と円高が基調となったが現行では一進一退の相場展開となり安定していることにより今回の二期連続配合飼料価格の値下げに繋がった。先行き相場に不透明感が漂うだけに、生産費の60%前後を占める飼料の値下げは生産者に福音となることは事実。

●粉ミルク事件とわが業界 加害者は誰であるか
昨年の12月にショッキングなニュースが大々的にマスコミを飾った。すなわち粉ミルクからセシウム検出(基準値以下)である。関係筋から聞いた情報では業界全体が一社だけの問題としてではなく乳牛業界全体の問題としてその対策を行ったと言われる。わが業界で仮に粉ミルクと同様な事件が発生したとするとどうなったのか。見えてくる結論は、足の引っぱり合いとなり島取り競争激化に繋がると思うのは編集子だけであろうか。現業界を見ていると「それみたことか」にならないのかと心配する。加害者は誰であるのかを忘れてはならない。本末転倒にだけはならないようにしたいもの。




・展望
 いまだに放出されるセシウム
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察14
・Eggcitingな卵の研究(卵の栄養・調理・健康機能)13
・鶏の遺伝子組換え技術のこれまでとこれから11
・非定型的鶏病詳論19
・昭和の養鶏昔ばなし8

<鶏界の動き>
・鶏コクシジウム症、IB等、最近の鶏病事情
 ~鶏病研究会静岡県支部
・HPAIとカンピロバクターの発症事例および注意点
 ~東富士農産㈱
・愛知県でのAIの防疫と欧米におけるAWの動向
 ~JA東日本くみあい飼料㈱
・「採卵鶏のアニマルウェルフェア」OIEコードへの登録を検討
 ~農林水産省
・鳥インフルエンザ発症事例の検証と対策
 ~農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所
<鶏界の技術>
・Eimeriabrunetti、鶏サルモネラ症に有効なワクチン研究
 ~畜産生物科学安全研究所

・畜産環境保全と堆肥の価値の向上を目指す
 ~中央畜産会
・「在庫量減少」の穀物に代わる新しい飼料としてのDDGSの可能性
 ~アメリカ穀物協会
・供給価格二、六〇〇円値下げへ
 ~JA全農
・高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針(その3)
 ~農林水産大臣
・平成二十四年上期畜産関連業界・学会・研究会・大会開催一覧表
 ~㈲瀬戸広告社

<海外技術選集>
・敷料の管理その一健康な鶏のための優良な敷料
・卵殻の品質:卵の第一印象の重要性