創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

2012年の大流
●飼料米に対し不安の声も
飼料米は増加基調にあり、 2012年にはさらに増加することが予想される。 しかし福島原発事故によってセシウム問題があり、 今までクリーンだと思われた所が汚染される等、 飼料米の生産に負の材料があることも事実。 飼料用穀物を海外に依存している状況下、 わが国で生産できるのは飼料米しか無いだけに今回福島原発の与える影響は大きい。 消費者の目はすべての畜産物・農産物に疑いを持っているだけに問題は深刻だ。

増羽を抑えるのは環境アセスメントの厳格な運用
大規模生産者を中心に増羽意欲は旺盛であり、 現実に増羽に踏み切っている。 また 「神奈川戦争」 として過去あり得なかった地域が大手生産者の増羽、 進出により脅かされようとしている。 全国を見ても九州から始まり四国・関西・東海・関東等増羽の目は拡がる傾向にある。 この流れを抑えることは不可能に近い。 その元を正せば、 千葉県の解放から始まる。 その千葉県において新たに80万羽・100万羽の増羽といった情報が流れる。 関東地区の増羽は相場へ直に影響を与えるだけに、 この情報が真実であれば、 2012年の相場は厳しいものがある。 これら一連の流れを抑えるのは環境アセスメントの対応しか道は無い。 増羽して相場が下がる、 誰も喜ばない。 しかし、 卵価安定基金があるからといった声もある。

W鶏舎でAIが発生した謎
AI問題で不思議に思うことは、 W鶏舎でなぜAIが発生するかである。 いろいろな説を唱える人がいるが、 なぜ発生するのか答えは出てこない。 人に付着してW鶏舎に入ったとかネズミだとかいうが、 編集子は第3説としてオオクロバエ説を唱える。 最近やっとハエ説を唱える関係者も出て来たが、 この考え方は残念だが亜流である。 オオクロバエは冬バエと言われ、 他のハエは夏バエと言われるだけに冬に発生のAIは……となる。 オオクロバエは偏西風に乗り中国から飛んで来ると言われるだけに確率としては高いと言わざるを得ない。 現に中国から飛んで来たオオクロバエにAIウイルスが付着していたとの報告もある。




・展望
 大手企業同士の争い、今日味方明日敵
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察13
・Eggcitingな卵の研究(卵の栄養・調理・健康機能)12
・たまごの「おいしさ」を発揮するには3
・非定型的鶏病詳論18
・昭和の養鶏昔ばなし7

<鶏界の動き>
・物流費を下げる等一層の努力で体制強化を
 ~青森県養鶏協会
・ゲームチェンジャー:アグリビジネス界に革新をもたらす創造的コンセプト
 ~オルテック・ジャパン合同会社
・ベトナムの鳥インフルエンザ対策~農研機構国際シンポジウム
 ~農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所(OIEコラボレーティング・センター)
・鳥インフルエンザ・衛生対策製品が目立つ
 ~アグリビジネス創出フェア2011事務局日本能率協会
<鶏界の技術>
・アビテクトシリーズ発売記念講演会
 ~化学及血清療法研究所

・一年を振り返る
 鳥インフルエンザ、自然災害に見舞われた一年
・鶏大腸菌症による育成率・収益低下を起こさないために必要なことは
 ~日本コッブ会
・地域環境に融和している安心・安全な農場で生産された農畜水産物の確立
 ~宮崎みどり製薬㈱
・大豆価格はしばらく高止まり 南米・アフリカで作付拡大か
 ~アメリカ大豆協会
・平成23年度飼料工業会 食の安全セミナー開催
 ~協同組合日本飼料工業会
・鶏卵生産者経営安定対策事業は据え置きの51億8,900万円
 ~農林水産省
・高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針(その2)
 ~農林水産大臣

<海外技術選集>
・ブロイラー生産におけるサルモネラ感染症のリスク制御