創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語
3.11後3か月に及ぶ予想外の高相場で、さらに増羽意欲旺盛 
資本対資本の戦いの中で規模が拡大され、島取りは過去の流れを数倍の速さで押し進める。借金の規模と銀行から出向者数によってその養鶏場の業界内のポジションが決まるとは業界を知りつくしたメーカー人の言葉である。今年は3.11後の3か月に及ぶ予想外の高相場によって生産意欲は旺盛となり、昨年来続く増羽願望へさらに火がついた状況となった。その結果は生産者自身がわかっていることであり、過去の流れを見ればわかること。毎回繰り返し、採卵鶏の生産者数は3,000戸を割り、中途半端な規模で経営はますます厳しさを増しているのが実情である。しかし中小規模でも、大規模以上に利益額を出しているところもまだまだあるだけに、大きいことがすべて良いとは限らない。一番大切なのは経営者の資質であり経営環境である。これから数年ますます経営環境は厳しさを増すと言われるだけに時流に乗るだけではなく、冷厳に流れを見る目が必要となる。

増える凍結卵、前年同月比113.7% 
鶏卵価格が上伸すれば必ず増加するのが輸入卵である。高相場に業界が喜んでいると、5月においては凍結卵の輸入量が前年同月比113.7%と急伸。個別に見ると、イタリア前年同月比171.2%、フランス同166.2%、オランダ同153.0%、アメリカ同120.6%、タイ110.6%、中国同125.2%となり、ブラジルとメキシコが前年同月を大幅に下回る結果となった。国内相場と輸入ものの関係は今後さらにシビアな関係を維持する。

・展望
自然エネルギーへの積極的投資
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察⑧
・昭和の養鶏昔ばなし②
・鶏の遺伝子組換え技術のこれまでとこれから⑧
・Eggcitingな卵の研究(卵の栄養・調理・健康機能)⑦
・非定型的鶏病詳論⑬

<鶏界の動き>
・震災後の養鶏業界復興へ
~埼玉県養鶏協会
震災を受け、省エネ製品を中心に多数出展
~日本食品機械工業会
・鶏卵価格と養鶏経営の安定等が課題
~農林水産省

<鶏界の技術>
・ウイルス検査、診断事例紹介
~農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所

・平成二十三年七~九月期配合飼料供給価格
 配飼価格、一、三〇〇円値上げへ
 ~JA全農
・BioFachChina2011
 有機卵の宅配や循環型農業を行う養鶏場も登場
 ~ニュルンベルクメッセ社・中国緑色食品発展センター
・米国産グレイン・ソルガムの新たな潮流
 ソルガム利用の可能性を探る
 ~アメリカ穀物協会
・米国産DDGSワークショップ
 DDGSの利用状況について知識深める
 ~アメリカ穀物協会
・平成二十三年下期
 畜産関連業界・学会・研究会・大会開催一覧表
 ~㈲瀬戸広告社

・随想 責任について
 中小企業経営者の覚悟から学ぶ

<海外技術選集>
・蛋白質は換羽した採卵鶏の能力と健康状態を向上させる
・フリーレンジによる生産性への影響