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創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語
生産者の取るべき道は危機管理の徹底
鳥インフルエンザの発生が毎日のように報道されるたびに、いつ未発生地区に広がるのかとビクビクするのは編集子だけであろうか。そして早く暖かくなれと祈りに近い気持ちとなる。最近、生産者から耳に入ってくる情報は「毎日毎日斃死鶏が出るが、その都度家保に連絡し検査を依頼すれば家保の機能は停止刷るのでは無いかと・・・」。生産者はAIに脅え、不安に陥る。〇〇産の鶏卵の取引きを停止するといった状況に対して、業界は一丸となった善処を要望するべきである。業界が弱体化の方向に進んでいる状況下、危機管理の徹底こそ生き残る唯一の決め手となる。

今後の展望が見えぬわが業界
民主党政権の支持率が急落し、政権維持することが不可能といった報道がなされるなか、わが業界はどうなるのか。民主党政権を強く打ち出したわが業界。先日開かれた自民党の危機突破大会は盛り上がったという。今後の展望が見えぬまま業界の行く末を心配するのは編集子だけであろうか。

有機畜産の伸び顕著 世界の祭典BioFachドイツ
2月中旬弊社主催により世界の有機の祭典BioFach2011を視察した。年々規模が拡大し、過去あまり展示されなかった飼料用穀物メーカーがルーマニア、オランダ、ドイツの3か国から出展、有機畜産物も昨年より増加し、着実に有機の世界でのポジションを確保しだした。毎月視察している編集子にとって有機畜産の伸びは胸がふくらむ。

・展望
AIのW鶏舎発生に対し、徹底的な解明を

・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察④
・Eeggcitingな卵の研究(卵の栄養・調理・健康機能)
・鶏の遺伝子組換え技術のこれまでとこれから⑥
・非定型的鶏病詳論⑨

<鶏界の動き>
・二八か国から八〇〇社出展、日本企業の参加
 ~アメリカ家禽鶏卵協会
・鶏を使って地域活性化を図る
 ~㈱ビジネスガイド社
・出展数は過去最大規模
 ~(社)新日本スーパーマーケット協会
・旭日小綬章受章を盛大に祝う
 ~松本米穀精麦㈱・松本光弘氏
・素雛生産能力は1億397万羽で5.7%減少
 ~平成23年レイヤー素雛計画生産検討会
・素雛生産能力は七7億2692万羽で7.7%増加
 ~平成23年ブロイラー素雛計画生産検討会

<鶏界の技術>
・飼料米、エコフィードに関する成果目立つ
 ~千葉県畜産総合研究センター

・飼料米シリーズ② コスト削減で飼料米に競争力をつける
 ~㈱八千代ポートリー
・異常気象への対応 ~優良事例を発表~
 東富士農産㈱・石田史代表取締役もAIについて言及
 ~コフナ農法普及協議会
・BioFach2011ニュルンベルク 有機畜産の消費者が選択しやすい 低価格や差別化に挑戦
 ~ドイツ・ニュルンベルクメッセ
・消費者に節約疲れ、手作り志向を重視する動きの高まり
 ~㈱日本政策金融公庫
・改正食糧法遵守事項関連Q&A
 ~農林水産省
・最近における高病原性鳥インフルエンザの国内での発生状況
・随想
 移り変わる報道に翻弄される前に

<海外技術選集>
・適切なブロイラーの能力を調査する(下)
・マイコトキシン パート3(中)