創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語
認定とは大変厳しいもの
弊社では鶏卵公正取引委員会の現状について取材するために、事務局へ数回にわたり取材を申し込んだが、多忙を理由にいい返事は無し。噂が多く流れているだけに、現在の実態(認定された)を誌面に反映させようとしたが、思ったようにいかず、周辺取材に徹している次第。弊社ではグループ組織としてJAS法に基づく農水省認可の登録認定認定機関を運営し、その守秘状況は編集部員でも、その室の鍵を持たされず、室に入るにも一回一回ことわりを入れ、さらには、パーテーションで仕切られたところには検査員ですら入れない厳格な運営をしている。また、役員規定もあり、その対応は信じられない程厳しいものとなっている。さらに1年に1回農水省による事務所監査が行われる等、JAS法により認定事業者は保護され、違反者には実刑判決と罰金刑が待っている。さらには財務内容から関係書類一式が事務所に置かれ、誰でも目を通せるように義務付けされている。認定機関を集めての講習会も委託事業として三菱総研が行う等、質的向上に努め、有機JASの商品信頼性確保に努めている。認定とは大変重く厳しいものであり、同一事業者が理事を占めている同委員会において、厳格な守秘義務を課することと、理事の要求に対し、独立した認定部門が無ければ前に進むことはできない。認定とは、人様の、いや事業体の命のもとを託すだけに、厳格な運用と情報開示を積極的に進めるべきである。理事長および理事構成は同一業種から出すのではなく幅の広い構成としなければ、質的向上はなかなかできない。せっかくブランド卵の地位向上のための組織を国が認めたわけだから、誰からも干渉されない組織と安心して検査をお願いできる組織が求められる。申請者も厳格な運用を求め、消費者団体および学識経験者の積極的参加を求めるべきである。よりブランド卵の信用を高めるために・・・・・・。
(2010年9月号)


9月号目次
・展望
AWアンケート調査、変化の芽生えも
・非定型的鶏病詳論②
・ブロイラーの光線管理③
・弱酸性次亜塩素酸水溶液の養鶏分野での適用事例④
・アニマルウェルフェアに配慮した産卵後期の卵殻質改善技術
・プラズマクラスターイオンの鶏雛におけるインフルエンザウイルス感染抑制効果

<鶏界の動き>
・改良増殖目標とりまとめ行われる
~平成22年度第3回畜産部会
・素雛生産の見込み羽数は6億7485万羽
~(社)日本種鶏孵卵協会
・素雛生産の見込み羽数は1億752万羽で前年対比106.3%
~(社)日本種鶏孵卵協会
・100週齢まで強制換羽なしで飼養できる鶏を作る
~(株)三重ヒヨコ
・高品質基準をこれからも目指す
~日本シュリンク包装卵協会

・サルモネラ情勢
~中村政幸・高木昌美
・節約疲れ?経済の回復基調受け食の経済性志向が減少に
~平成22年 第1回「消費者動向調査」
・随想 草食系男子 草食系男子が増えた理由
~加藤宏光

<海外技術選集>
・育種群により雛の生産率と品質を高める(下)
・超断熱ドーム鶏舎の有望な兆し(下)