創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語
大規模生産者は自分を律するべき 
鶏卵氷解は大きく揺れる。鶏卵価格安定のための羽数カット。それに伴う助成措置。鶏卵がだぶついている状況下、大規模生産者だけを救う結果にならないよう祈るのは編集子だけであろうか。自分の考えを公の場で言えなくなった業界にあって、業界主導者の責任は重い。主導者と称する人たちが自分を律することができないならば、業界にプラスになる施策も水の泡に帰する。それを一番知っているのは業界主導者であるはず。弱者救済と言うならば、より具体的な対応策を大規模生産者は言うべき。業界の本音は、皆が平和でなはく、自分だけは・・・・・・であるはず。だから矛盾が生じる。

特別飼養畜産物の動きに注目
有機畜産物の認定取得は難しいが、興味を持っている生産者からの問合せは多い。しかし有機JASの内容を説明すると尻込みする生産者は多い。そこで、NPO法人日本オーガニック農産物協会(以下NOAPA)が、第10回総会で機関決定をした特別栽培農産物の畜産版、特別飼養畜産物の動きである。特別栽培農産物は農水省のガイドラインで認定を受けた農産物のみ認証ができるわけだが、畜産物の世界には無いのが実情。農水省も手つかずの状態で、民間先行となっている。近いうちにNOAPA基準に基づく特別飼養畜産物が市場に出て来る可能性もある。鶏卵の公正取引協議会の動向と併せ、特別飼養畜産物認証の動きは注目される。

(2010年5月号)


5月号目次
・展望
大規模生産者は自分を律するべき
特別飼養畜産物の動きに注目

・薬剤煙霧による鶏舎消毒とその効果判定方法
・連載・ブロイラーの禁止廃棄率の改善(13)
・連載・健康なニワトリから健康なタマゴが生まれる(17)

<鶏界の動き>
・鈴木豊社長、中期経営計画と2010年動向も説明
~キユーピー㈱
・第七回生物多様性影響評価検討会 総合検討会
~農林水産省
・増産意欲は0.7%増
~全国鶏卵需給連絡会議
・飼養規模の拡大進む
~全国ブロイラー需給連絡会議
・最大級の食品・飲料専門展示会 FOODEX JAPAN 2010開催
~日本能率協会
・能力を発揮できる元気な雛を生産したい
~㈱カントウ
・遺伝、育種、繁殖、生理、管理、疾病、栄養、飼料に関する研究成果発表される
~日本家禽学会
・飼料添加物、飼料米、糞尿処理、育種技術改良等の研究成果発表
~中部日本養鶏研究会
・鶏肉一人当りの購入量約8.5%増
~総務省 平成21年家計調査結果
・リアルタイムPCR、エライザ法導入により、検査機関が三日から一日に短縮可能となる
~第35回家きん疾病委員会
・鶏卵の日付等表示マニュアル、鶏卵の表示に関する公正競争規約に係るQ&A
~鶏卵公正取引協議会

・随想 “規模拡大”と“小さいことは良いことだ”について
~加藤宏光
<海外技術選集>
・家禽における肝臓の機能と、肝臓を健康にする薬草(下)
・食肉加工をする前に塩を使う