創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語
配飼(10~12月期)値下げ幅、7-9月期値上げの約半分
 10~12月期の畜産用配合飼料価格の値下げ幅が発表されたが、トン当り平均1300~1400円台となっている。値下げ幅は小計各社一律でなく、各社の畜種別構成販売比率によって差があるようだ。また地域別、銘柄別によって異にするだけに一概にいくらの値下げとはいかないのが実情である。わが養鶏界についてみると経営間値下げ格差はつき、メーカーによる選別強化は避けられない。今回の値下げ理由は米国産トウモロコシが記録的な収穫が見込まれ相場が軟調気配で推移していることが最も大きな理由である。7-9月期の値上げ幅が2900円前後であっただけに値下げ分を吸収するとまでは行かなかったが、畜産物相場が低迷し先行き不透明感が漂う状況下、弱肉強食の論理は当然のこと横たわる。

強気に対応する大手生産者
市場確保の闘い熾烈

大規模生産者による増羽意欲は強い。鶏舎システムメーカー筋によると、予想以上に強含みに推移しているという。当然末端での市場確保の戦いはすさまじいものがあり、編集子が掴んでいる情報だけでも血で血を洗うような商権確保のための先行きの見えない市場争奪戦が行われている。売り場の無い玉が今後またまた出てくるわけだが、末端消費の落ち込みは想像以上に厳しく、スーパーから出てくる客の買い物袋の数は少なく、必要最小限の購入に手がけている状況下にあるとの報告もある。買い物袋を手にする数は消費心理と消費者の経済環境悪化の表れだけに、冷静な判断が求められる。勝ち残れると思っていた経営体が「負け組み」となることは過去の事例でもわかるとおりである。

(2009年11月号)



11月号目次

・展望
 大規模生産者には自由主義的発想を

<養鶏技術>
・飼料米に適する専門品種(1) 加藤浩
・健康なニワトリから健康なタマゴが生まれる(11) 加藤宏光
・ブロイラーの禁止廃棄率の改善(7) 横関正直

<鶏界の動き>
・第90回技術ゼミナール 日本チャンキー協会
・群馬県総合表彰受賞記念祝賀会 ㈱トマル・都丸高志氏
・第5回ハイライン会議開催 ㈱ゲン・コーポレーション
・ワクモの現状と対策をテーマに情報交換 日本家禽学会秋季大会
・消費量・輸入量、ともに前年同期比下回る 全国ブロイラー需給調整会議
・合計100万羽の飼養増の意向 全国鶏卵需給連絡会議
・「スキ!スキ!すき焼き」キャンペーン実施 イセ食品㈱、ヤマサ醤油㈱

・鶏卵自給率70%、鶏卵96% 平成20年度食料自給率
・供給価格、1400円値下げへ
・フードチェーンブランドセミナー2009 日本イーライリリー㈱

・畜産農場HACCP認証基準公表

<海外技術>
・保管温度は孵化率と雛の品質を維持する重要な手段となる
・生産性向上の基礎となる良質な水