創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語
民主党の政策が、寡占化が進む業界に反映されるか注目


 衆議院選挙の結果は、民主党の一人勝ちとなった。自民党の畜産関係議員の大半が落選し、自民党にとって最悪の結果とはった。マスコミ関係の事前調査でも民主300議席確保確実といった予想がなされていただけにその結果が注目された。日本中が期待と不安の渦に巻き込まれている中になって、わが業界にとってプラスに動くことを期待したい。弱者救済の論理に立つ民主党の政策を早く見たいもの。その政策が、寡占化が急激に進む養鶏界にどのような形で反映されるのか注目されると同時に市場の論理を振りかざす大規模生産者へのなんらかの対策を期待したいもの。

鶏卵業界のインテグレーション化着実に進行 
中規模採卵鶏生産者の倒産が業界を駆け巡る。さらに大規模生産者の買収ならびに増羽、新設の動きが業界を走る。この流れはいつの世にもあることだと驚きに価しないとこ声が強い。その反面、不安がつのる。大規模生産者、中規模生産者との生産費は異なるものの、基準となる相場は同一である。最近の傾向として注視すべきことは、鶏卵のインテグレーションが急激に伸展しだし、それに伴いはみ出された玉の行き場がなくなり、傘下に入った生産者の玉を中心に動きだしている事実である。流通の変革が想像以上に進み、ブロイラー並みとは進まないだろうが、着実に方向転換している。ブロイラー産業の構造を再検証してはどうか。

二重構造が進む採卵業界 
 相場が上伸しても「笑えない」生産者。消費の低迷から売り場のなくなった生産者にとって、先行きに不安をかくしきれない。過去鳥インフルエンザの発生時を除いては、玉が動かなかった時はなかったとぼやく生産者。相場は完全に二重構造となり、この先業界の構造変化が進めば、さらに二重構造は進む。

(2009年10月号)



10月号目次
<展望>
大手商社も中国産有機飼料(4混)を輸入

<養鶏技術>
「買い手が考える鶏糞」7
健康なニワトリから健康なタマゴが生まれる10
ブロイラーの禁止廃棄率の改善6

<鶏界の動き>
飼料稲の情報交換行う・・・・・・・・・・㈳中央畜産会・㈳奈良県畜産会
来場1万2600人、出展数529社・・・・・・・・・・アグリフードEXPO2009
飼料畜産業界の最新情報交換行う・・・・・・・・・・伊藤忠・JNC・バイオミン飼料畜産セミナー2009

<随想>
素晴らしい日本人 人と人とのつながりが重要

<海外技術>
代替飼料原料で飼料コストを下げる
H9N2不活化ワクチンは養鶏業の経済損失を制限できる

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