創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語
「卵はコレステロールが一番多い」とは
厚生労働省のホームページ、業界は即申し入れを

 厚生労働省の「高脂血症ホームページ」(監修・(財)日本循環器病研究振興財団)の質問コーナーに採卵業界にとって無視できない内容が掲載されている。質問コーナーの1項目であるが全文をあえて掲載する。Q1・コレステロールの多い人と中性脂肪の多い人では、注意すべことが逢うかな?A・「高脂血症を防ぐ食事の基本」のうち、1~4はどちらにも共通ですが、5と6はそれぞれ別個の注意点ですね。コレステロールの多い人は動物性脂肪を減らすこと。肉の脂身や霜降り肉、バター、生クリームやアイスクリームは、コレステロール値を上げやすい食品なので、とり過ぎないように。つぎに、コレステロールの多い食品は控えめに。とくにコレステロールが多い卵は1日1個が限度です。中性脂肪が多い人は油脂、糖質、とくに砂糖を含むもの、それから果物を食べ過ぎないでほしいですね。これを読んで業界は何と感じどのような行動をとるかである。秦界団体は卵のコレステロール問題について各方面から講師を招き消費者等を対象にした講演会を催しているが、厚生労働省のホームページは業界に重くのしかかる。早く何らかの対象を講じなlナればその影響は大きい。卵の消費が後退し、業界全体が危機状況に陥っているだけに、一刻も早く厚生労働省へ申し入れを行うべきだ。1日数個食べても問題はないと科学的裏付けを持って直訴しなければ、卵はコレステロールが一番多い食品と決めつけられる。いや、現状すでに決めつけられているわけだ。老人社会を迎えるわが国にとってますます業界として無視できない。

(2009年8月号)


8月号目次
<展望>
利益出す経営者の言葉は重い

<養鶏技術>
成鶏用飼料の定量制限給与による休産処理法
連載・ブロイラーの禁止廃棄率の改善(4)
連載・買い手が考える鶏糞(5)
連載・健康なニワトリから健康なタマゴが生まれる(8)

<鶏界の動き>
・アメリカの生産量は今後も増加傾向
 ~アメリカ穀物協会
・前年度比101.1%の微増
 ~主要産地協議会
・ブランド卵の表示を明確化
 ~鶏卵公正取引協議会設立
・供給価格2,800円値上げ
 ~JA全農

<随想>
郷ひろみとGM破綻

<海外技術>
・アニマルウェルフェア、中長期的なシナリオへの対応を
・トリメタニューモウイルス(3)

この他、養鶏業界の国内外の出来事等を掲載しています。