創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
多面的な原因解明を、Al問題
 今年も高病原性烏インフルエンザの発生はないものと業界人誰しもが願い信じていた。ところが愛知県豊橋市のウズラ農家から発生、業界に激震が走った。発生元は大手ウズラ生産者であるが、養鶏主産県であるだけに、問題は深刻である。原因は現在調査中であり、詳しく申し述べること差し控えるが、原因あっての結果であるだけに早急な結論が求められる。現在の段階では、野鳥による伝播と人による伝播の2つの説が有力と言われるが、国立感染症研究所昆虫医科学部の澤邊京子らが本誌に連載で発表したAIとクロバエ類との関わりについても調査してもらいたいもの。考えられる点すぺてを議論の場にあげ、1つ1つ検討を加え、その結論を早く発表することが、業界の求めるものである。

真実は1つ、丁寧に情報処理を
 尻に火がついているから組織活動どころではないとは、業界の著名な方が、ある情報交換の場で言った言葉。1度ロから出た言葉はまことしやかに流れ出る。飼料メーカーが過去のように金融歳閑にはなれず、手形のジャンプ位が関の山とは飼料メーカー筋の話である。流れ出て来る情報は世情を反映した重い言葉であり、そこには“真実”というあって欲しくない事実がある。情報を見抜く力がなげれば大変な事態をも招く。またうわさをうわさとして処置すると、後で大変な事態を招くことが多い。わが業界はまさに各種情報が錯綜し、1つ1つ情報を丁寧に処理しなけれぱババを掴むことになりかねない。真実は1つである。

(2009年4月号)
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4月号目次
<展望>
消費者に正確な情報をいち早く提供すべき

<養鶏技術>
・シリーズ 「健康なニワトリから健康なタマゴが生まれる」(4)~加藤宏光
・シリーズ 「買い手が考える鶏糞」(1)~三重県農業研究所・村上圭一研究員

<鶏界の動き>
・7万8,000人を集め盛況~スーパーマーケットトレードショー
・鳥インフルエンザの生態解明研究に畜産大賞 (社)中央畜産会
・養鶏に関する研究成果を発表 千葉県農林水産技術会議
・鶏種導入計画を発表 レイヤー、ブロイラー素雛計画生産検討会議

<随想>
景気後退と農業~農業に注目が集まる今、養鶏業界が時代に残されないために

<鶏界情報>
・カリフォルニア州でゲージ飼育廃止へ~孵化場経営懇話会講演より
・昨年より展示規模拡大~BioFach2009
・コフナ農産物への取り組み、消費者へのPRをどうするか~コフナ農法普及協議会
・消費者の食の経済志向が上昇~日本政策銀行

<海外技術>
・黒頭病の解明と治療の第一歩
・バイオセンサーでAIウイルス検知が数分以内に

このほか、養鶏業界の国内外の出来事等を掲載しています。