創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語
認可作業を急ぐ前に計画的な対策を講じるべき
 
 鶏卵の公正取引協議会の公聴会が1月26日に開かれた。公聴会へ参加した傍聴者の立場によって、当然解釈に差があるようだ。しかしゲートは着実に開けられようとしている。“公正”マークのついた卵が市場に出るのも秒読みに入った。ブランド卵と称するものが、“タマゴ博物館”によると1,000を超える状況下、どの様に対応するのか混乱する可能性が十分に考えられる。具体的な体制づくりはこれからだと思われるが、牛乳のように大手4社で過半数以上のシェアを占めると業界と、鶏卵業界のようにブランドが乱立している業界とでは認可する仕組みそのものを変えなければ混乱は避けられない。それだけに慎重に対応することが求められる。“公正”の持つ意味を理解した上で対応してもらいたいもの。認可を急ぐ前に計画的な策が求められる。

わが国にはアニマルウエルフェアの下地はある
 今年の大きな問題は飼料の動静以外に前述した鶏卵の公正取引協議会問題と、アニマルウエルフェア問題である。アメリカカリフォルニア州で法制かされたアニマルウエルフェアの影響はわが国にも微妙な影響を与えるといわれる。日本型のアニマルウエルフェアを強調しすぎるとアメリカに拠点を持つ外食産業からの有言・無言な圧力が加わるともいわれる。わが国には動物愛護法が施行されているだけに下地がすでにあることを前提にどう問題を考えていかなければならない。

(2009年3月号)
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3月号目次
<展望>
公正マークの持つ意味を再度確認すべき

<養鶏技術>
・フスマを主体とした低エネルギー飼料給与による誘導換羽 石川正義
・シリーズ 健康なニワトリから健康なタマゴが生まれる3
~健康な鶏群の指標  加藤宏光
・鶏糞焼却灰からのリン化合物回収技術の可能性と展望 土手裕
・岡崎おうはんの開発と普及 米田勝紀

<鶏界の動き>
・茨城で発生したAIの対応等の功績 旭日双光章受賞祝賀会
・家畜排泄物の対応状況 農水省
・バイオエタノール政策の影響は今後拡大 農林水産政策研究所
・飼料用穀物消費、34%伸びる 2018年における世界の食糧需給の見通し
・飲水の浄化で、鶏の健康を守る ㈱ミヤリサン
・粗粒穀物の生産量は前年比1.7%増 
・年々排泄物発生量は低下

<海外技術>
・ブロイラーにおける脊椎炎は浮上してきた新しい課題か
・給水システム用洗浄剤を評価する

このほか、養鶏業界の国内外の出来事などを掲載しています。