創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語
2009年自らの意識によって事故を避けるべき
 原料高に泣く一年とは昨年の話である。一方、製品価格になるとその鍵は生産者自身が握っている。もちろん、消費者も違ったかたちで鍵を握っているが…。一番大切なことはこの原料安を生産者がどうとらえるかである。過去と同じ発想で対応しようとするならば、必ず事故がおこる。同じ徹を踏むのが、わが業界の特徴であるならば2009年は自らの意思によって避けようではないか。繰り返すことによって中小生産者は業界から撤退する。いや消される。すでにそのような流れが始まった。弱肉強食の世を求めることは、己もいつかは食われる側に組み込まれる。力対力の闘いとはその様なものである。弱者対策をいう業界が、いつの世も具体策を提示したことは無い。

世界情勢によって国産穀物(飼料米)問題を流すな
 多事多難な2008年も幕を閉じ、2009年を迎えた。2009年は、2008年に比較すると良い年といえる。2008年は2006年10~12月期から始まった配合飼料価格の値上げの最後の年となった。この間配合飼料価格は連続8回の値上げを繰り返した。これだけ長期にわたり、また連続して四桁台の値上げになったのはこれまで経験がなかった。それだけに国内の畜産業界に与えた影響は大きい。2009年は“架空経済”の崩壊により、業界にとってプラスとなり、徐々にであるが落ち着きを取り戻しつつある。これからが重要となる。国産穀物(飼料米)問題も今回の世界情勢によって見失ってはならない。昨年の経験を無視することは国民生活まで影響することを意味する。

(2009年2月号)
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2月号目次
<展望>
“架空経済(?)”の失敗は、業界をプラスに

<養鶏技術>
・シリーズ 健康なニワトリから健康なタマゴが生まれる2
~タマゴの構造を知る  加藤宏光
・わが国におけるサルモネラ食中毒発生状況とその予防策 木股裕子
・バイオマス利活用としての鶏糞発電 毛利邦彦

<鶏界の動き>
・配飼価格トン当り1万2,200円の値下げ JA全農
・農林水産関連予算は2.9%減 平成21年度農林水産省予算概要
・鳥インフルエンザへの危機管理を 鶏病事例検討会
・採卵の基準案、年度内に取りまとめ AW検討会第2回推進委員会

<鶏肉・鶏卵動向>
・1戸当りの平均飼養羽数は一貫して拡大傾向 農水省生産局畜産部食肉鶏卵課

<養鶏研究>
・AI、AW、食品の安全性など幅広く情報交換 第6回養鶏産業研究会
・新コッブの性能を最大限に生かす 日本コッブ会技術部会

<海外技術>
・迅速な血清型決定がサルモネラ低減をサポートする
・新しいエネルギー源としてのシュガーシロップ(下)

このほか、養鶏業界の国内外の出来事などを掲載しています。