創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

わが国もAIの常在国入りか
白鳥の死が意味するもの


 韓国で発生した高病原性鳥インフルエンザ鳥インフルエンザの発生を踏まえ、
動物検疫所および各都道府県に対し、農水省は①水際における防疫措置の徹底、
動物検疫所、空港における靴底消毒、車両消毒の徹底、②飼養衛生管理の徹底、
全都道府県、野鳥の鶏舎などへの侵入防止、農場で入り口での消毒の徹底、異常
発見時の早期通報など、③適格な病性鑑定の実施、異常家禽の通報があった場合の
必要な病性鑑定の実施、④危機管理体制の点検、早期発見、早期通報などの危機
管理体制の再点検の実施の再徹底を通知した。
 国内では、秋田県・十和田湖、北海道・野付半島での白鳥の死骸を発見、動物衛生
研究所および北大で検査したところ韓国同様H5N1型を検出した。農水省では秋田、
青森、岩手、北海道に対し、養鶏場への緊急指導を要請した。野鳥などが侵入しない
よう防鳥ネットの設置、飼養管理基準の徹底を指導。白鳥の死について、マガモからの
伝播説が有力であるが、冬に通常は発生すると理解していたものが、春に向かっての
発生に対し問題視する向きが強い。わが国も東アジア地域のように季節に関係なく
発生する常在国になったのかその調査が急がれる。


なぜこの時期に人事異動?

 農水省生産局食肉鶏卵課は課長についで課長補佐の人事異動を発令した。この異動に
たいし、関係筋から激変する業界に対し官民あげての取り組みが求められている最中だけ
に批判の声が上がっている。昔から言われてきたこと―重要な時期になると人事異動を行い
「傷がつかないうちに次の手を」が脳裏をかすめる。危機的状況を迎えている業界にあって
身内が大切なのか、それとも・・・。


(2008年6月号)