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創刊1924年(大正13年)、通巻1000号を超えた鶏の専門誌!
鶏声人語

養鶏界の構造変化を見抜くべき

採卵鶏生産者の倒産並びに廃業情報が6月後半の声を聞き急に増えてきた。一番多い階層が中核農家といわれる10~30万羽クラスである。家族経営並びに小規模生産者は、独自の販売方法で生き残りの道を探り強い経営を行っている。小規模生産者並びに特殊な販売形態を取る生産者以外で強い経営体は、関係者の声をまとめると、過去4年間の高相場時に、利益が出たときに施設面に再投資を行った生産者であると。また再投資イコール増羽ではないとも。過去の養鶏界では高相場にこそ廃業ではなく倒産風が吹くといわれた。現在養鶏産業は、経営者の意識と係数管理を厳しく行っている事業体こそ勝ち組に入れると。勝つか負けるかは、経営者の姿勢にあるようだ。

AW静かにホテル、流通業界に・・・・・

 業界の流れとは裏腹にアニマルウェルフェア(以下AW)への要求がホテル、流通業界を中心に静かに流れ込む。最近の動きでは、アメリカ系ホテルチェーンへ玉子を卸していた鶏卵問屋に対し、話し合いの場を設けたといった情報が流れてくる。一方では、AW普及組織が前面に出ないで、地に潜った活動し出したと。JAS法が変わり、SDGSの考え方が定着し出しただけに。食品業界は行政主導の下に急変する。

鶏声人語

廃鶏肉のウィンナーソーセージからの意味するもの

大手ハムソ-セージメーカーから廃鶏処理業者へのウィンナーソーセージに使用してきた廃鶏肉の使用を中止する旨の連絡が入ったという。その結果、廃鶏肉の行き場が限定されたとの報告が入る。この大きな理由は卵アレルギー表記に関係していると。すなわち、廃鶏肉にもアレルギー源としての表示が求められるためである。この影響を受けて廃鶏肉を利用したウィンナーソーセージの業務用需要が皆無の状況との報告もあり、その代替えとしてブロイラー肉の利用となったとも。廃鶏肉のウィンナーソーセージ活用中止はただでさえ消費が冷めている業界にボディーブローをたたき込まれたと言っても過言ではない。廃鶏業者曰く「この問題は廃鶏業者だけの問題ではなく採卵業者への影響も大きいだけに問題は深刻である」と。採卵業者にとって無視できないだけに、代替商品の開発が可及的速やかに求められる。”飽き”が早いわが国民次の商品を打ち出すことは”生きる”ための闘いでもある。

鶏声人語

欧州オーガニック 視察参加者の80%が関係者外

 弊社主催による第22回欧州オーガニック食品事情視察は、当初の参加予定者を上回った。また参加者の80%がオーガニック関係者では無く産業界からの参加となった。参加メンバーは農協系鶏卵流通業者、飼料メーカー、ハム・ソーメーカー、鶏処理業者、専門商社、大規模採卵鶏生産者、学者(農業経済学)等幅が拡く過去の参加者に較べると参加者の業種別参加割合が拡がった。この傾向は徐々にではあるが、産業界にも注目されつつあることを意味する。今回の視察が今後のわが国の農業、畜産がTPP施行後に生き残る道を示唆するものとなった。

オリンピック、パラオリンピックは食との斗い

 2020年開催の東京オリンピック、パラオリンピック開催時選手村で提供される食の基準づくりに対応するため、各種団体、企業が動き出し、各種認定があちらこちらから耳に入って来る。ロンドンオリンピック時においてはオーガニック食材を頭にすそのが拡がっていたものが、わが国ではオーガニック関係者のまとまりが無いせいか、あまり耳に入ってこない。オリンピッ ク、パラオリンピックは食の斗いを意味するともいわれるだけに養鶏界を含め、今後の動向に注目が集まる。

鶏声人語

NoG、AW 機能性食品等高付加価値卵の追求

 アメリカで非遺伝子組換え食品を認証する動きがでているという。この動きは年々拡大基調にあり、先日アメリカのスーパーへ視察にいったバイヤーの話を聞くことができた。ひと言「この動きを注視する」と。一方国内においては、非遺伝子組換え飼料でなくても良いとした生協も出現するなどまだまだ流動的な状態。一方、国内でアニマルウェルフェアを認定しようとする動きもあり、高付加価値卵生産の動きは続く。一方、機能性食品取得に向けての動きが活発化しているといわれ、一歩も二歩も抜きん出ている企業体もあるようだ。

情報の開示こそ、生産者に支持される原点

 一般社団法人日本養鶏協会は組織体制も役員も一新したが、動きが見えてこない。問題がないからかそれすらもわからない。聞くところによれば全生産者を会員にするとか、会費を下げるとか、各種対策を検討しているといった情報が隙間から流れてくる。大きな問題を検討しているといった声もあるが、根回しも良いが、情報の開示こそが、生産者に指示される原点であることを忘れないで欲しい。二度と過ちを繰り返さないためにも。

鶏声人語

超高齢化社会と消費構造の変革に対応
 平成25年も残すところあと僅かとなった。前半、中半は製品安の原料高、後半に入り製品高で推移した養鶏界。26年はどうなるのか期待したい年の節である。消費税の値上げを4月に控え、さらにはTPP問題が業界に重い空気を漂わせながら越年する。業界の問題は山積しているものの相場が上伸すれば問題点が消滅するような錯覚に陥るわが業界。笑顔で越年できるのはアベノミクス効果ではなく、経済原則である需給実勢によるものであるという事実を忘れてはならない。今年の異常気象がすべてを産業界に教える。
一方、社会的注目事項として、現実の問題となった超高齢化社会に対応するため生産・製造・流通サービスの業界と消費者団体が一体となって500強の団体・法人が「国民生活産業・消費者団体連合会」を設立し、第1回人口減少、超高齢化社会対策委員会が11月7日に開催された。超高齢化社会に対し、政府・行政の政策運営に民間の考え方等を具体的に提案、実現に向けての大きな流れが誕生した。超高齢化社会と消費構造の変革は産業そのものを根底から見直す必要性が生じてくるだけてに、業界あげての取組みが求められる。この動きに対し、われわれは注視する必要がある。笑顔で迎えたい平成26年、飛躍することを期待したい。

鶏声人語

TPPの基本は秘密厳守ならば国民の知る権利はどこに
 TPPに関する情報が一般紙に毎日のように報道されるが、TPPの基本は秘密交渉を前提とし、参加する委員は守秘義務が課せられ一筆取られるという。「秘密」を前提としているTPPだけに、マスコミに流れてくる情報はすべて憶測記事となる。ただし委員から内々に情報が流れれば別の話であるが、現行においてはあり得ないと。各国共それぞれ国内事情を抱えての交渉参加となるだけに問題は深刻化だ。畜産関係団体で構成している日本の畜産ネットワークではTPP交渉反対運動に積極的に取り組み活動を活発化している。TPP交渉参加反対理由について①参加することによる経済効果はほとんど期待できない②経済効果の期待できない中、関税撤廃によりわが国の農業・食糧安全保障は崩壊し、ひいては地方の衰退・崩壊に繋がる③畜産物の安全・安心を損ないかねない④新自由主義のさらなる進展により、さらなる競争激化、格差社会の進展、ひいては均質で平等・安定した国の姿・文化がさらに悪化しかねない──としている。国民に対する安全を守る唯一の手段は原産国表示であり、トレースができるか否かである。また、その結果に対し、国家国民にどのように説明し、負の面が生じたならばどのように善処するかである。TPPは農業だけの問題ではないだけに、その影響は大きい。

鶏声人語

M&Aが進み垂直統合が進む流通業界 生産の壁はなくなり、資本という波は襲う
 大手量販店の系列化は進む。M&Aにより地方の専門ストアは垂直的統合(バーティカルインテグレーション)に飲み込まれる。垂直統合が進むことにより一歩一歩口座の数は減少する。一方ドラッグストアの生鮮食品部門への進出も目を見張るものがある。生鮮食品部門への進出は遅く現在も調整段階にあるが、健康と安全・安心を売るドラッグストアの生鮮部門の進出は企業イメージとして共通点があり、今後の注目株といわれ、十指に入るドラッグストアの動向は注目すべきといった声もある。一方、コンビニエンスストアは農業部門へ積極的に進出する。流通業界の農業部門の進出、さらには大手居酒屋チェーン2社がオーガニック農場と畜産物の世界に進出。他の1社は地鶏肉に取組むといった動きもある。また、JRグループの農業部門、畜産部門への進出も盛んである。農業・畜産は生産者の“もの”といった既成概念はなくなりつつある状況下、中小規模生産者の生き残れる道はますます厳しくなると同時に、他人のコピーではなく、生産者が最も苦手な独創的な発想が求められている。


鶏声人語

企画力、創造性の追求こそが生き残れる道
 小規模スーパーは流通業界の荒波にもまれ消え去る。その地域にとってなくてはならないスーパーが全国でどれだけの数消え去っているのか。地域社会へ与える影響は大きい。老人社会に入ったわが国にとって…。一方、養鶏生産者数も対前年比130戸減の2,430戸となり、2,500戸を割った。2,000戸割れも時間の問題といわれる状況下、寡占化の波はより強く押し寄せる。このような環境下、中小規模生産者が大規模生産者と同じ土俵で戦うこと自体問題がある。企画力、創造性の追求ができなければ数の論理に負ける。

飼料原料確保を目指し、未開の地へ、批判されない行動を
 ロシア・東南アジアの聖地、中央アジアへと飼料資源確保を目指し、商社・飼料メーカーの原料担当者は血まなこになって走る。編集子はその場に2回ほど偶然に立ち会うことができた。6月に日本成鶏処理流通協議会主催のサハリン視察に同行したおり、ユジノサハリンスク空港で大手商社原料担当者、飼料メーカーの原料担当者と偶然に会った。一方、8月下旬~9月上旬に訪問した東南アジア未開の地でも商社の目が光っていることを肌で感じた。未開の地が汚れないことを祈るばかり。中国、タイの業者に対する批判を現地でいやというほど聞かされただけに。



目次
◾展望 大店法から大店立地法に、ますます大手は巨大化
◾ワクモへの挑戦(2)
◾養鶏技術、伝えてこそ技術なり(13)
◾ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察(28)
◾非定型的鶏病詳論(38) 生きたHACCPシステムを組み上げる ― その1 ―
◾昭和の養鶏昔ばなし(28)

<鶏界の動き>
◦平成24年度食料自給率を公表 カロリーベースで鶏卵95%、鶏肉66%
◦平成24年度、食鳥検査等に関する実態調査結果を公表
◦平成25年度北日本養鶏研究大会を開催

◦中国で発生している鳥インフルエンザ(H7N9)で最近明らかになった知見
◦「籾米」および「籾殻」の給与が鶏に与える影響について
◦カンピロバクター・鶏大腸菌症等の最新の研究成果が多数発表
◦種卵品質等についての講演が開かれる
◦今後の食品リサイクル制度の論点整理案を作成
◦注目の鶏卵・鶏肉商品 第8回アグリフードEXPO東京2013
<随想> HACCPとは
 ~食べ物だけがHACCP対象ではない!~

鶏声人語

寡占化は進む、中小規模生産者の生き残れる道は限られる
 農林水産省公表の畜産統計によると採卵鶏の飼養戸数は前年比160戸(5.7%)減少の2,650戸となった。10万戸以上の階層は対前年同期比0.3%増加、5万~9万9,999羽の階層は6.9%の減、1万~4万9,999羽が9.2%の減少となった。10万羽以下を合計すると16.1%の減少となった。10万羽以上の階層では年々増加帰朝にあり大規模化が進み、ヨーロッパ型ではなくアメリカ型の構造に向かっている。一方ブロイラーでは飼養戸数2,420戸(ブロイラー飼養戸数調査は2009年で終了し、今年から復活した)となった。いずれにせよ寡占化は進む。中小規模生産者が生き残れる道は、大手ができない生産形態に限られる。

小玉が多いのはなぜか もっと大玉が欲しいと消費者の声
 先日、有機農業に興味を持つ消費者の会合に出る場があった。話の中心は有機食品は今後わが国で普及するのかであった。これら有機に関する一連の話題は本誌姉妹誌「自然と農業」を見て頂くとする。話題の中にわが業界のこと、すなわち「なぜ最近の卵は小さいのか」で、大きいのであればお金を出すと。その理由について①季節的要因②鶏種能力③飼料の問題等を説明したところ、なぜ業界はインターネット、一般マスコミ等を使って説明しないのか…と。説明責任が生産者にはあると。この問題は業界であるならば当たり前と流すところだが、消費者にとっては、最近の小玉が多く流通販売されることが奇異に映っている事実。



目次
◾展望 TPP、積極的な情報開示を
◾ワクモへの挑戦(1)
◾養鶏技術、伝えてこそ技術なり(12)
◾ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察(27)
◾非定型的鶏病詳論(37) 中毒(その2)とHACCPの重要性
◾昭和の養鶏昔ばなし(27)
<鶏界の動き>
◦採卵鶏飼養戸数は2,560戸まで減少 農林水産省大臣官房統計部
◦マレーシアでの第18回TPP交渉会合の報告会を開催 日本の畜産ネットワーク

◦誘導換羽後に発生した伝染性コリーザ
◦種鶏・ブロイラー共にFFの良好な成績が多数報告
◦ブロイラーの鶏パスツレラ症
◦鶏大腸菌症の主症状・予防のポイントから新製品生ワクチンの効果まで全国3か所で講演
◦大分県における飼料用米品種「ホシアオバ」の選定と栽培法の確立
◦米トレーサビリティ法における用途限定米穀の扱い
◦飼料用米を活用した主なブランド鶏卵・鶏肉一覧
<随想> 何が正しいのか
 ~ ヒエラルキーと大企業病 ~

鶏声人語

業界安定のためには業界組織の強化が求められる
 飼料用穀物の高騰によりまたまた配合飼料が値上げ。製品安の原料高に泣くわが国の畜産は海外の穀物の値動きに一喜一憂し経営の根底まで脅かされる。政府緊急対策費を計上するものの根本的問題解決に至らない。根本的問題解決には、減羽しか方法がないことは誰しもが理解していること。減羽だと何度叫んでみたところで、効果はなく、尻に火がついても何の行動もとらないわが業界。業界が唯一できることは組織強化である。業界組織を一本化するためには定年制を設け幅広く人材を確保し、力ある生産者および関係者を適正に配置することである。派閥的な論理を打ち破ることが最も重要となる。

サハリンが日本の食糧基地になるためには法の整備を
 先日、日本成鶏処理流通協議会のサハリン視察に参加する機会に恵まれた。期待していたソ連共産党時代の国営集団農場が現在どのように組織替えを行い運営管理されているのかについて少しの情報でも思って行ったが、残念なことに国営農場の跡地のみであった。農地は荒れ一部地域では林への回帰が始まっていた。北海道稚内港とサハリンはフェリーで5時間の距離にあり、サハリンの農場跡地を飼料用穀物の生産拠点にできないかと強く感じた。一方、サハリン空港で偶然に会った商社と飼料メーカー担当者はペルー産魚粉が高騰しているため、手当確保のために来たと。また、ブロイラーの農場と処理場の建設計画が日本側の協力によって進みだしたともいわれるだけに目が離せない地域になってきた。LNGと石油輸出で豊かな国になりつつあるロシア。食糧基地としてのロシアに求めることは法の整備である。



目次
◾展望 鶏肉の国産希望は82%強、価格による影響も
◾養鶏技術、伝えてこそ技術なり(11)
◾ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察(26)
◾非定型的鶏病詳論(36) 中毒
◾昭和の養鶏昔ばなし(26)

<鶏界の動き>
◦「食料・農業・農村白書」を公表 農林水産省
◦食鳥流通統計の結果を公表 農林水産省

◦おいしさと健康にかかわる鶏肉の成分と評価
◦卵白の内臓脂肪減少効果や鶏卵の低アレルゲン化の取組みも紹介
◦ブロイラーの鶏パスツレラ症
◦採卵鶏の配合飼料の一部を飼料用米で置換する場合、20%まで配合可能
◦カンピロバクター、サルモネラの汚染予防・低減に向けた取組みを紹介
◦平成25年下期畜産関連業界・学会・研究会・大会開催一覧表
<随想> アベノミクスの持つギャップ
 ~ 仕事で楽しめますか? ~

鶏声人語

大衆紙に掲載される中国の危険食品
 「危ない中国135食品リスト」が一般大衆紙に掲載された。このデータは厚生労働省の「輸入食品監視統計」によるとし、2011年度には輸入食品等に関して1257件の食品衛生法違反が発覚し、積み戻しや廃棄等の措置が取られたと報告する。さらに誌面は続き「日本は鶏肉消費量の約10%を中国から輸入しているが、鳥インフルエンザウイルスに関しても無防備なままである」としている。またその記事の写真説明では「鶏から内臓を取り出す中国の食肉業者。日本では考えられないほど不衛生な環境で仕事をしている」とある。わが国へ輸入される鶏肉は厚生労働省の指定処理場の認定を受けているので、この記事とはかけ離れてはいる。しかし、全体的イメージとしては記事の説明と現実とが交差するのはなぜであろうか。イメージとは恐いもので、一度マイナス要因がつくとそのイメージを払拭するのは難しい。

毎年発生する食中毒、業界にとって命取りに
 梅雨に入ったものの空梅雨で、湿度はほどほど。しかし6月なのに温度は例年より高い。この季節は例年食中毒に脅かされマスコミを賑わす。製品安の原料高に泣く業界にあって食中毒の発生はダメージが大きい。一度悪いイメージを消費者に与えるとブロイラー・卵離れは進む。自分には関係のないと思うことが一番恐いこと。一度事故を起こすと、最悪な場合は倒産といったことにも繋がり、業界に多大な影響を与えるだけに衛生対策はより厳しくしてもらいたいもの。


目次
・展望 一般大衆紙が報じる中国産食品の恐怖
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察25
・養鶏技術、伝えてこそ技術なり⑩
・非定型的鶏病詳論35 ワクモその2
・昭和の養鶏昔ばなし25

<鶏界の動き>
・平成二十四年度の定期総会と発足五〇周年の記念式典を開催 全卵会
・「オムレツの日」記念イベントを開催 オムレツの会

・アミノ酸の卵内投与や早期餌付で雛の品質が向上
・卵についての最新研究成果が多数報告
・世界の穀物生産・貿易の現状と今後
・中国・北朝鮮・ネパール等アジア諸国で高病原性AI(H5N1)が続々発生
・「国産志向」が原発事故前を上回る、「割高でも国産」鶏肉では一・九ポイント増
・ウインドウレス鶏舎内における赤色LED照明が卵の生産性と経済性に及ぼす影響
・東京ビッグサイト展示会レポート Ifia JAPAN/HFE JAPAN/ベーカリーEXPO/洋菓子素材EXPO
・対香港輸出用鶏肉・鶏卵の取り扱い施設を公開

<随想> アベノミクスとその反応
 ~景気の“気”は気分の“気”~

鶏声人語

TPP後に注目度が上がる地鶏
 TPPで影響を受ける産業もあればプラスに転じる産業もある。わが養鶏界はとなるとブロイラー産業だといわれる。しかし、日本の食とTPPを考えた場合、地鶏に注目が集まるという。日本人の味覚は他民族とは比較にならないほど優れているという。また、“歯ごたえ”をわかる民族もほとんどいないといわれる。この微妙な感触すなわち“歯ごたえ”“微妙な味”を見分ける力、鶏本来の味を適切に評価できる日本人が作出した鶏。これこそがTPPに打ち勝つ鶏すなわち地鶏だといった声が強くある。この地鶏を積極的に普及すれば昔の「かしわ」ならぬ新しい時代に対応した“鶏”となる。普及させるための問題点も数多くある。経済性の問題、生産効率の問題さらには種の問題等ブロイラーと比較しても、数多くの点を解決しなければならないことも事実。ブランド牛が定着し、畜産の生きる道を見つけだしたといわれるだけに“鶏”にもチャンスがある。

地深くマグマは動き参議院選挙後に注目
 養鶏界とくに採卵業界は地深くマグマが動いている。業界安定化のための策が自民党筋から流れたり、想像以上にその動きは活発化? 連休中は国会議員も選挙区へ帰り大きな動きはないものの連休明けがポイントになるといった“雀たち”の声。秋にさらに大きな動きがあるといった情報も流れてくる。参議院選挙後のわが業界がどう変化するのか来たいと不安がよぎる。



・展望 発表される内容に不信の念を持つのはなぜ
・養鶏技術、伝えてこそ技術なり9
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察24
・非定型的鶏病詳論34 トリサシダニとワクモ
・昭和の養鶏昔ばなし24

<鶏界の動き>
 ・好きなお弁当のおかず、卵焼き・唐揚げが一位に輝く JA全中
 ・第一回たまニコ全国会議を開催 (一社)日本卵業協会ヤングミーティング・たまニコ実行委員会
 ・平成二十五年度通常総会を開催 日本コッブ会 65

・中国でヒトに発生しているH7N9ウイルスによる低病原性鳥インフルエンザ
・地鶏生産意識調査からみる地鶏発展の要因 
・種鶏の栄養や受精率、夏場の飼育対策等の講演を開催
・世界のマーケット・リポート 好調に伸びるオーガニック商品
・ゲノム解析の現状や産卵成績・卵質向上に向けた最新研究成果を紹介 第10回ジュリア会議
・消費者の国産志向は回復基調、「鶏肉は国産のみ」が五四・七%に
 (社)JC総研「畜産物等の消費行動に関する調査結果」
・FABEX、食肉産業展等五つの展示会が同時開催

・<随 想> 日本経済の今
 ~晴れの業界と曇りの業界~

鶏声人語

妥協と国益さらに参議院選
強力な指導者が今求められる

 TPP問題は安倍内閣になってより大きくクローズアップされている。オバマ米国大統領との会談後、各種情報はあるもののグレーの状態が続く。選挙公約の問題もあるだけに一筋縄ではくくるわけにいかない現実。JA全中ではTPP反対のための要請を活発化。102の畜産団体で構成する日本の畜産ネットワークも抗議集会を開く等、TPP反対運動は盛り上がる。一方、経済界は「速やかに実施を」となり、混乱が続く。7月の参議院選を控えているだけに問題は深刻化する。重要なことは国家国民のために強力な指導力を発揮することができるか否かである。「目先の利益=参議院選挙で過半数の獲得」となるわけだが国益とはなにか、また妥協の重要性をも考えてもらいたいもの。

甘くて“ぬくとい”わが業界
規模拡大と市場確保は別もの

  採卵鶏農場の規模拡大は止まらない。売り先のない卵、いやどこかの“島”を食べて維持している戦国時代のわが業界。これからも規模拡大は進む不幸な業界。自分だけは何とかなる…はならなくなる。資本主義が行き着いた結果、修正資本主義が誕生したように、行き着く先の結論は出ている。確かに現在の業界は資本主義から修正資本主義に行き着いている。その最たるものが基金制度である。資本主義とは本来裸の王様の戦いであるものがいつの間にか“ぬくとい”環境での戦いとなった。飼料用の穀物は無税となっている現実。国民から委託されて養鶏をやっていると錯覚に陥っている業界。甘くぬくとい環境でまた増羽という芽が出てくる。中小企業では無い中小企業。


 
目次

・展望 第三者機関が認証した商品をさらに審査
・世界の鶏肉生産と貿易 2013年およびその後の動向(前編)
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察(22)
・養鶏技術、伝えてこそ技術なり(7)
・非定型的鶏病詳論(32) 肝炎症候群(LHS)
・昭和の養鶏昔ばなし(22)

<鶏界の動き>
・業界関係者ら約一五〇人出席、盛大に祝う
 ~岸田直正氏旭日単光章受章祝賀会
・種鶏孵卵経営セミナー開催 金融融資やAWの動向等の講演を行う
 ~(社)日本種鶏孵卵協会

・大豆ミール産地によって栄養成分に差
・防疫や成育を速める効果等、微細藻類はあらゆる分野の事業に応用可能
・オーガニック先進国・ドイツの有機養鶏事情
・アトランタで国際養鶏展が開催 約1200社が出展
・地鶏・銘柄鶏の肉や、米等の国産飼料で育てたブランド卵が多数出展
 ~第6回アグリフードEXPO大阪2013
・省エネ、給与技術、飼料、AI等多岐にわたり、研究成果を発表
 ~千葉県畜産総合研究センター

<随想> 逆転
 ~社会の変化と業界の対応力~
 
鶏声人語

● 鶏卵業界が混沌としている
 鶏卵業界が混沌としている。入ってくる情報は本誌が指摘してきたことが大半である。一党にくみする恐ろしさ、業界が生産者中心にまわっているという錯覚。業界の混乱にあって新たな組織も立ち上がり次の活動に入る準備体制に入ったと耳に入る。業界内では表面化せずに底辺でフツフツと燃えている線香の火があちらにもこちらにも飛び火しだそうとしている。中国の祝いの席で行うバクチクとまではいかないが、日本的で地味な線香がたいまつの炎になる寸前のところまできているともいう。業界の主導者と称する人たちが代議士先生のところを回り何かをつくろうと必死に動いているといった情報も入ってくる。また、マスコミも養鶏界の何かをつかもうとかぎ回っているようだ。嫌な時代を迎えたといっても過言ではない。

● 特別飼養畜産物の基準完成の意味するもの
 有機畜産物の動きが徐々に出てきたとは有機JAS認定機関の話しである。ゼロからスタートし、市場にやっと出だしたオーガニック卵、ブロイラーさらには有機飼料の認定を受けた有機配合飼料等環境が整ってきた。また、有機畜産の基準よりも若干軽い畜産の特別栽培農産物ともいうべき「特別飼養畜産物」の基準も完成したという。この基準作成には大手流通業者もかかわり議論を重ね完成をみたものだと。新たな動きに期待したい。



目次

・展望 高圧的態度は戦前教育の負の遺産
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察(21)
・非定型的鶏病詳論(31) クロストリディウム・ボツリヌス
・養鶏技術、伝えてこそ技術なり(6)
・昭和の養鶏昔ばなし(21)

<鶏界の動き>
・家禽の飼養衛生管理の状況を発表 ~農林水産省
・春の業務用新商品試食説明会を開催 ~キユーピー(株)

・有機ミネラルの給与により卵殻質が向上 
・硝酸性窒素の農畜水産物への経済的影響と改善法
・誘導換羽方法の違いがSEの排菌等に及ぼす影響(後編)
・最近のIBV流行株の性状
・平成23年度畜産統計を発表 ~農林水産省
・トウモロコシサイレージをカビ毒フモニシンから守る
・焼き肉ビジネスフェア2013

・随想 花見酒の経済
 ~熊さんと辰つぁんは経済を行ったのか~

鶏声人語

● 深入り過ぎればその結果はわが身に
 自民党が圧勝した。前回の選挙で落選していた自民党養鶏議員の主力が復活した。業界は民主党と一部特定議員を強力に押してきただけに今後の対応に注目が集まる。行政はすでに自民党にシフトし終えている。一党に業界がはまり込む危険性について本欄で過去数回にわたり指摘してきた。指摘すれば逆に嫌な電話が入る始末。関係筋の情報では、わが業界の組織は懸命に手を打ち込もうと走り回っているようだが、政権与党に深入りしてきただけに問題があるといった声も届く。

● 制度が確立されても安定するか否かは生産者が握る
 鶏卵相場の初市が全農東京Mサイズ加重平均キロ160円で開始した。止市の230円に比べ70円の差となった。この差を何と読むかである。養鶏を取りまく環境は決して良くない2013年だけに先行きの鍵を握っているのは生産者自身である。再度過去の流れを変えるためにすべての面で“ごわ算で願いましては”の考え方が必要なのかもしれない。制度が確立されたとしても財源は有限であり、生産者自身でできること無限である。



・展望 申請後二年が経過しても結論でず…?
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察(20)
・非定型的鶏病詳論(30) 鶏伝染性脳脊髄炎(AE)
・養鶏技術、伝えてこそ技術なり(5)
・昭和の養鶏昔ばなし(20)

<鶏界の動き>
・配合飼料価格据え置き決定 農家の実質的な負担は増加 ~全国農業協同組合連合会
・国産飼料米プロジェクトの成果発表会を開催 ~農林水産省
・飼料自給率向上へ向けた取組みチェックシートの提出が必要に ~農林水産省
・2011年農業総産出額を公表 養鶏全体で二・四%増 ~農林水産省
・日本輸入家禽協会が定時総会を開催 鶏肉主要産出国の最新動向を報告 ~日本輸入家禽協会
・卵白摂取による内臓脂肪減少メカニズムの試験結果を発表 ~キユーピー(株)
・フランスのオーガニックチキンが日本の見本市に出展 ~ボダン・ラ・ヴォライユ・ビオロジック
・「アウトルック・コンファレンス」で干ばつの影響の少なさ等をアピール ~アメリカ大豆協会
・平成24年度交流促進会および研究講座を開催 ~中部日本養鶏研究会

・冬場の成績改善に向けたブロイラー飼育管理(2)
・誘導換羽方法の違いがSEの排菌等に及ぼす影響(前編)
・貯蔵・熟成や育種の工夫が鶏肉のおいしさの鍵
・平成25年上期 畜産関連業界・学会・研究会・大会開催一覧表

・随想 多元社会
 ~国家を超える社会について~

鶏声人語

● 生産額を誇ったところで砂上の楼閣に過ぎない
40年前の弊社50周年記念で語った言葉

 2013年弊社は業界関係各位のご支援により創業90周年を迎える。感謝にたえない。40年前の10月1日に50周年記念式典を業界関係者等300人の参加を得て東京・丸ビルの精養軒で催したことを昨日のできごとのように想い出す。先々代の山中社長は本誌展望の欄で「鶏の研究」創刊50周年の年を迎えるに当たって「鶏卵が最近まで物価の優等生であり得たのはアメリカ飼料の供給があったからだといってよい。これが最近十数年間のわが養鶏産業の飛躍的発展の楽屋裏である。養鶏飼料を全面的に輸入に依存して成立しているわが養鶏産業は、その生産額をいかに誇ってみたところで砂上の楼閣に過ぎない」と根のない養鶏産業に苦言を呈している。今から40年前の業界への戒めの言葉を贈る。40年を経た今、懸命に自給率向上を目指し、砂上の楼閣を返上すべく努力をしている。放射能汚染といった難しい問題を内包しているが、種子メーカー、各地の農業試験場、大学、試験研究機関等各種関係機関が集い縦と横の関係を強め、自給率向上委員会のような組織を2013年に立ち上げ、不安定な根の部分を改善するように努めるべきである。毎年繰り返される飼料原料高騰によるわが国の畜産業への影響に対し、業界は知恵を出し砂上の楼閣を返上したいものである。その鍵は今回の選挙結果次第である。今回の選挙での立会演説を聞いていても、今後の農業施策等について何も語らぬ先生たち。


・展望
 産業の代弁者に政治家が必要なのか 圧力組織ではなく知識集団が必要

・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察(19)
・Eggcitingな卵の研究(卵の栄養・調理・健康機能)(24)
・養鶏技術、伝えてこそ技術なり(4)
・非定型的鶏病詳論(29)
・昭和の養鶏昔ばなし(19)

<鶏界の動き>
・AIウイルスの侵入リスクマップを公表
~(独)国立環境研究所
・首都圏流通業者とのパイプを強化し県産卵の販売強化を
~青森県養鶏協会
・ハーブ村事業の拡大に向け一五周年パーティーを開催
~日清丸紅飼料
・TPP阻止畜産緊急要請集会を開催 議員・関係者が続々と反対を訴える
~日本の畜産ネットワーク

・冬場の成績改善に向けたブロイラー飼育管理(1)
・地鶏肉の独立した需要の構築を
・フランスが誇る高級地鶏 ブレス鶏の生産農場を訪ねて
・一年を振り返る
 アメリカの大干ばつで飼料価格が高騰
・サルモネラ汚染・鶏糞・悪臭への有効性が発表される
~第三五回全国ネッカリッチ研修会

・随想 現在の経済と人材という財産
 ~生産現場におけるプロフェッショナル
 
 
鶏声人語

● 乱れる隣国、わが業界と二重写しになるのはなぜか

 月日の経つのは早いもので12月号の発行となった。昨年は3.11東日本大震災により、国内が大混乱に陥った。いまだ被災地では完全復興にならず、苦悩の日々が続く。一方、3.11に伴う福島原発事故(3.15)は解決の糸口さえ見えない。原子力行政の総見直しが進められ、原子力発電の再開に対する温度差が生じ、安全を第一とする消費者団体、いや大半の国民と、経済を第一とする財界・一部政界との間に大きな溝が生まれている。

 一方2012年は政治の混乱からか周辺諸国によるわが国固有の領土占有と、言いがかりともいえるわが国領海内への侵入等、隣国とのあつれきは日々高まり、一歩間違えると武力行使といった事態すら生じるとも。おとなしい日本人のこと、いや間違った平衡感覚を身に付けてしまったわが民族。一国を代表する大使の車が襲われ国旗を奪われても、わが国民は抗議活動をすることもなく、黙り続けている世界に類を見ない沈黙する民族。無関心なのか経済合理主義のためか、それとも教育が国民を骨抜きにしたのか。いや投資した財産が目減りすることを恐れるためか。土足で現在もわが国の固有領土および領海を平気で侵し、ご都合主義的発言ともいえる隣国のうそぶく姿をテレビで見た時にわが国民の反応は“笑い”だけなのだろうか。戦後の民主教育を受け、世界一の民主主義国家と称される日本。編集子には理解できない数多くの現実。わが業界と二重写しになるのはなぜであろうか。2013年が平和な年になるように念じたいものだ。



・展望
 中小規模が整理されてこそ大手は生き残れる?

・養鶏技術、伝えてこそ技術なり(3)
・Eggcitingな卵の研究(卵の栄養・調理・健康機能)(23)
・非定型的鶏病詳論(28)
・昭和の養鶏昔ばなし(18)

<鶏界の動き>
・鶏卵業者が二社入賞、大賞は卵を含む畜産ブランドが輝く
 ~フード・アクション・ニッポン アワード2012
・岩手・青森で現地研修会を開催
 ~国産鶏普及協議会
・110店舗の「戦略的閉店」、新商品数も絞り込む
 ~日本マクドナルド

・冬場のブロイラー管理ポイント(2)
・ワクチンの有効性と広がるサルモネラ・インファンティス
・栄養内容が要求量に近付くほど成績向上
・IECロンドン会議2012概要
~鳥インフルエンザやアニマルウェルフェアに関する最新事情~ 
・第九回たまご研究会
~卵黄から軟骨細胞を増殖させる新素材を開発~ 
・地方銀行フードセレクション 
・平成24年総目次

・随想 年をとるのも面白い
・海外技術選集
 HACCPと飼料添加物でサルモネラ菌を制御


鶏声人語

●鶏糞の販売にもセシウム検査証の提出を
 大手ホームセンターが養鶏場に対し、鶏糞のセシウム検査証を提出するよう義務付けし、未提出のところとは取引きを停止するとのこと。しかも東日本地域ではなく西日本地域である。養鶏家としても売り場からの要請とならば受け入れなければならず無駄な出費に頭を悩ます。セシウム問題の解決は相当先のことになるといわれるだけに各々の部門がシビアになっている。将来的には除却ではなく未知いや、未発見の微生物が出現し無害化してくれるかもしれない。今の段階では微生物科学に期待を寄せることが、問題解決の早道と思うのは編集子の浅知恵だろうか。

●「卵は本当に安全なの」消費者からの質問
 先日、大手生協の会員と称す人からの電話を受けた。その内容は次のとおりである。「鶏卵パックの表示の問題で生産者名が記載されているところが養鶏場の所在地と理解してよいのか。またGPセンターは卵の出生地なのか。卵はいろいろな農場から集めたものをパック詰めにするところもあるようだが、安心できるものなのか」といった多岐にわたる内容であった。消費者が質問してきた内容を整理すると寄せ玉をパックしたものでは履歴がわからない。セシウム問題が解決をみていないのにどうして安全といえるのか。業界ではどのように対応しているのか、まとめるとこのようなことになる。子を持つ消費者は神経過敏といわれるほど神経質になっている。次のわが国を背負う子どもたちに負の遺産を残してはならないことは事実である。




・展望
 国産畜肉重視派が前年より減少・セシウム問題も
・Eggcitingな卵の研究(卵の栄養・調理・健康機能)17
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察18
・養鶏業者のための「放射線測定器購入にあたっての選定方法」3
・非定型的鶏病詳論23
・サルモネラ点眼用不活化ワクチンの可能性2
・ブラジルの農業とブロイラー産業(下)
・昭和の養鶏昔ばなし12

<鶏界の動き>
・スターター飼料の給餌とくに重要
 ~日本チャンキー協会
・2年ぶりの開催も2時間で卵がなくなる大盛況
 ~第29回たまごフェスティバル
・伊藤忠グループ全力を挙げてサポート
 ~日本コッブ会
・出展社数、来場者数共に過去最大
 ~第15回ファベックス
・全国の養鶏関係者他、150人が祝宴に集う
 ~農業組合法人会田共同養鶏組合
・今後の成長に注目が高まるマトピバ地域
 ~(独)農畜産業振興機構
・食肉の販売意向調査の結果(24年度上期)
 ~(独)農畜産業振興機構

<海外技術選集>
・オボ技術による孵卵場の近代化を推進

<海外マーケティング選集>
・世界の採卵業界は新しい形へ転換する(上)
鶏声人語

●ヨーロッパオーガニック視察参加者養鶏家が中心
弊社主催による第18回ヨーロッパオーガニック食品視察を2月17日から23日の7日間にわたり開催した。世界一の規模を誇るドイツ・ニュルンベルク市で開催のオーガニック食品展・BioFach2012をメインに、オーガニック採卵農場、オーガニックワイン醸造所、オーガニックスーパー等を視察。今回の大きな特徴は、視察先は言うに及ばないが参加者がオーガニックとはほとんど関係の無い養鶏場および飼料メーカー、施設関係者であったことである。オーガニック採卵農場は規模こそ小さいが、施設は産業養鶏となんら変わらず、随所に独創的アイデアがあり、ドイツ養鶏の底の深さを見ることができた。ドイツオーガニック養鶏の施設および考え方はわが国にもジワジワ浸透してきていると言われるだけに、今回の視察に参加した生産者の今後の動きが注目される。一方、オーガニック飼料用穀物の自給化についても真剣に取り組む必要性を視察を通して強く感じた。

●1月の採卵用雌出荷・餌付羽数、対前年同期比4.3%の減
 ?日本種鶏孵卵協会公表の鶏雛孵化羽数平成24年1月分の全国採卵用雛の出荷・餌付羽数は前年同月比4.3%減少。一方ブロイラーの出荷・餌付羽数は0.8%増加。この調査結果は108孵化(レイヤー32、ブロイラー76)からの報告を集計したもの。施設メーカー筋によると増羽意欲は旺盛といわれる。一方、10年近く増羽に踏み切らなかった大手生産者が会合の場でいつまでも現行の羽数を維持することはマイナスに繋がる、すでに開発許可を取得していると、大規模増羽に含みを持たす。市場の取り合いが激化している状況下、羽数を増やすことは何を意味するのか。人間のエゴがなせるだけでは説明がつかない業界。



・展望
 総合農政後の養鶏の姿に有機産業上伸の姿がある
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察16
・Eggcitingな卵の研究(卵の栄養・調理・健康機能)15
・鶏の遺伝子組換え技術のこれまでとこれから 12(最終回)
・養鶏業者のための「放射線測定器購入にあたっての選定方法」1
・昭和の養鶏昔ばなし10
・非定型的鶏病詳論


<鶏界の動き>
・採卵鶏の鶏大腸菌症発生状況や天粕搾油
 残渣給与が産卵性に及ぼす影響等を報告
 ~千葉県畜産総合研究センター
・養鶏関係者等、計二四七人が受賞を祝う
 �井英郎氏群馬県功労者表彰受賞記念祝賀会

・分子栄養を利用した畜産生産技術の開発
 ~日本科学飼料協会
・非デンプン多糖類分解酵素を配合した飼料給与によるパフォーマンス向上効果の検証
 ~㈲サービステックジャパン
・除染等業務に従事する労働者の放射線障害防止のためのガイドライン(前編)
 ~厚生労働省
・ブランド卵や地鶏が多数出展第五回アグリフードEXPO大阪2012
・飼料安全の確保に向けた国際的な取組みを協議する
 ~日本科学飼料協会
・新会長就任、新体制で臨む平成二十四年度
 コフナの売上げ上昇、認知拡大を目指す
 ~コフナ農法普及協議会
・アメリカ産トウモロコシの高い品質を改めて確認
 ~アメリカ穀物協会

<海外技術選集>
・精油は家禽の生産性を増強する
・効果的な処理に合わせたボタンの作動
鶏声人語

●農業界へ進出する大手企業 年々増える傾向に
 最近マスコミに登場するのが、大手企業の農業界への進出である。目的は色々あるが、共通していることは今後日本で伸びる部門は第1次産業すなわち農業部門だという。農業部門へ進出した企業名を見ると①NRE㈱(JR東日本の100%子会社)、②イオン㈱、③㈱セブン-イレブン・ジャパン、④プロミス㈱、⑤野村證券㈱、⑥西松建設㈱、⑦ワタミ㈱、⑧㈱ドン・キホーテ⑨キューサイ㈱等々。このなかでも古いのが、NRE、キューサイ、プロミス、ワタミ等である。この傾向はさらに続くものとみられる。最近の傾向としては、有機認証を修得する企業も現れてきた。今後の動きを注視する必要がある。農業界へ進出する企業が年々増加する一方、農家の老齢化が進み、農村の現風景を維持するのは難しい状況下にある。その地で生計を立て日本古来の農村文化を守っている人たちと植物工場に代表される人工的農業で利益追求を目的に進出する企業との格差はあまりにも大きい。農業の多様化といった面では今後ますますいろいろな農業形態が出て来るだろうが、“文化”という面で捉えた検討も必要になってくる。

●養鶏関係者が主体 BioFachツアー始まって以来
 2月17日から弊社主催によるヨーロッパオーガニック視察は、お陰様で13人の参加者を得ることができた。今回の参加者の特徴は養鶏関係者の参加が10人を数え、有機畜産とりわけ有機養鶏への関心の高さに驚きを感じた。この内、認定事業者は2人で、他の参加者は有機とは関係のない人たちである。参加希望者の裾野が広がることは有機の世界においてプラスになることは事実であるだけに新たな有機産業がわが国に芽生える可能性もある。弊誌主催による有機海外視察は18回目を数え約250人の関係者が世界の有機産業を視察しており、有機低開発国日本になんらかの刺激を与えていることを主催者として信じたい。




・展望
 はやり言葉「原発が本当に安全ならば東京に」
・ブロイラー用配合飼料とその給与パターンに関する考察15
・Eggcitingな卵の研究(卵の栄養・調理・健康機能)14
・わが国における肉用鶏の遺伝的多様性の活用について
・非定型的鶏病詳論20
・昭和の養鶏昔ばなし9

<鶏界の動き>
・六月と九月に三ツ星タマリエ検定を実施
 ~日本卵業協会ヤングミーティング事務局
・餌で差別化されたPBのブロイラーが目立つ
 ~焼肉ビジネスフェア実行委員会
・「家畜伝染病予防法改正」以降の伝染病予防対策について
 ~農林水産省
・テーマは「ベジガール」と「イースター」
 ~キユーピー㈱

・分子栄養を利用した畜産生産技術の開発
 ~日本科学飼料協会
・非デンプン多糖類分解酵素を配合した飼料給与によるパフォーマンス向上効果の検証
 ~㈲サービステックジャパン
・過去最大規模の1,295社、2,552小間が集結
 ~新日本スーパーマーケット協会
・鶏肉鶏卵をめぐる情勢
 ~農林水産省生産局畜産部食肉鶏卵課
・飼料をめぐる情勢
 ~農林水産省生産局畜産部畜産振興課消費・安全局畜水産安全管理課
・高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針(その4)
 ~農林水産大臣

<海外技術選集>
・敷料の管理その二質の高い敷料はよい管理から
・体温コントロールによる脱水状態の防止